2024.06.05子育てポケットノート

子育てポケットノートVol.381～見えない学力を育てる～

こんにちは。

Edu Support Office　川上淳子です。

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地図はいつの時代のものかはわかりませんが、生活の空間に世界地図が置かれているのはとても意義深いことです。

百マス計算などで著名な岸本裕史氏は『続見える学力、見えない学力』大月書店 2001 の中で、こう語っています。以下引用＝＝＝

家族団欒の部屋に日本地図、世界地図、それに地球儀などがあればいいでしょう。P208＝＝＝ここまで引用

地図が好きな子どもは好奇心、探求心に富み、勉強が大好きとも語っています。P205

幼少期の生活の中で学び続ける経験があったかどうかが後の学力に大きな影響を与えます。何気なくではなく、理論的な背景を知っていて子どもに働きかけることが大事です。

今、子どもたちは地図を見るという経験をしているのだろうかと心配になります。

SNSで短時間に膨大な情報、しかも暴力や性的な情報にまでいとも簡単に触れられてしまう環境は好ましいとは言えません。

見えない学力を育てることの大切さに気づいた人が子どもたちの成長のために意図的に視野を広げ、自分から学ぼうとする経験を重ねさせることが大事です。

お店で見かけた一枚の世界地図が多くのことを問いかけてくれました。

そして、こんな子育て観は今どき化石のように古めかしいことなのかもと反芻しつつ、私から皆さまへ次の問いを投げかけてみます。

皆さまのお子さんやお孫さんは地図に触れる機会がありますでしょうか。ちょっと気にかけてくださると有難いです。

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Edu Support Office

元国立大学法人宮城教育大学教育学部非常勤講師
元宮城県公立小学校教員

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