2025.11.08子育てポケットノート
子育てポケットノートVol.434~涙のわけ~

こんにちは。
Edu Support Office 川上淳子です。
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11月1日、実妹宅へ。
母親が仕事に出かけている2時間ほど、祖母にあたる妹と2人で赤ちゃんのお世話をしました。と言っても、私はほとんど見ているだけでした。
母親がそっと出かけ、自分1人になったとわかったとたん、わんわんと泣き始めた赤ちゃん。自分の手でおもちゃを鳴らしたり、祖母に抱っこされて外を見たり、最後は泣き疲れて寝たりしたものの、ずいぶん長い時間、泣いていました。
その姿を見ていて、不覚にも涙が込み上げてきました。
今は大人になったわが子たちも小さい頃、親がいない場所で泣いていたのかと思うと、泣けて泣けて仕方ありませんでした。そして、どんなに泣いていても、子どもは成長していくのだと思ったとたん、また泣けてきました。
また、児童虐待の問題が顕在化している現代、泣いても放っておかれている子どもたちも多いことをリアルに感じることができました。
実妹は義両親に預けて仕事に復帰したので、小さい頃のわが子の姿をよくわかっていなかった、義両親がどんな思いで育ててくれていたのかと思って泣いていました。
つまり、3人で泣く💦💦
涙のわけは異なるものの、それぞれ思いのたけがあふれた2時間になりました。
赤ちゃんが必死に母親を求める声に、このような形で子育ての苦労を振り返る日が来ることなど想像もしていませんでした。思いがけない展開になりました。。
さて、母親が帰宅し、授乳してもらうと赤ちゃんは笑顔満面、青ざめていた頬もピンク色に💖「どんなもんだい!これがホントのわたし」って余裕のある面持ちで私たち2人を見つめていました。
母親の力は絶大ですね。
こうしてしっかりと愛着を形成し、また、母親がいない時間に泣くということを繰り返しながら、やがて世界を広げていく中で多くの楽しみを見つけ、親の手を借りずとも自らの足で立ち、自律していくことでしょう。
子育て真っ最中のパパママにはぴんと来ないお話かもしれません。リアルに感じるのは20数年後になることでしょう。。
でも、子育てはあとあと振り返る機会がめぐってくることを知っていてほしいと思い、お話をさせてもらいました。
ですから、現状に絶望したり、怒ったり、無関心でいたりせずに、わが子に根気よく向き合ってほしいのです。
子どもたちには親からの無償の愛が欠かせません。。
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Edu Support Office
川上 淳子 | 【公式】日本アンガーマネジメント協会 (angermanagement.co.jp)
元国立大学法人宮城教育大学教育学部非常勤講師
元宮城県公立小学校教員
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