2025.03.13子育てポケットノート

子育てポケットノートVol.410～今、見えなくとも～

こんにちは。

Edu Support Office　川上淳子です。

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3月6日、庭の牡丹に大きな変化が表れていました。

それまで固く閉じていた芽が開き、一目で花芽だとわかったのです。

一昨年花が付いた状態で購入したものの、昨年は葉ばかりが茂り、とても残念なことになっていました。

牡丹は植え替えを嫌う性質らしいのです。お店の方は大丈夫と言ってくれていたのですが、やはり気難しいお花でした。

気を取り直して、取扱説明書どおり秋と春先に肥料をやり、寒くなるころにはバークチップでマルチングして土を温めていました。

すると、芽らしいものが出始めてきたものの、どれが花芽か判然としませんでした。

そんな牡丹の姿を見ていて、子育てにも似ているとはっとしました。

「栴檀は双葉より芳し」と言われますが、芳しいかどうかは育ってみないとわからないもの。

今のお子さんの姿から将来のことが見えなくとも、即断しないようにしたいものですね。子どもたちは親の予想を超えて成長していきます。

適切なかかわりをしていたのか、していなかったのか、さまざまなことが明らかになるまで時間がかかります。

じっと耐えているのは自分の行く末が判然としていないお子さんの方でしょう。そのときに親のひと言がお子さんのやる気を奪っていくことがあります。

来るべき姿を待ちながら、今、親として「できること」を精一杯取り組んでいってくださいね。その「できること」の正解を見つけていくことが親御さんの役割なのです。

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Edu Support Office

元国立大学法人宮城教育大学教育学部非常勤講師
元宮城県公立小学校教員

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