2025.02.27子育てポケットノート
子育てポケットノートVol.409~選択を後押しするもの~
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こんにちは。
Edu Support Office 川上淳子です。
Photo by Pixabay
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2月21日の働き方ポケットノート「その解決には」にてパワハラやカスハラについて書きました。
この話題とともに、新聞には連日児童生徒の不登校関連の記事が掲載されていました。
大人の問題と同様に心が痛みました。
不登校児童生徒数は年々増加し、直近は34.6万人。
詳しくはコチラ☞令和5年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果及びこれを踏まえた対応の充実について(通知):文部科学省 2024.10.31
こうした現状に指をこまねいているのではなく、動き出している方々についての報道に一すじの光明を見ることができました。
「水泳には通えた 五輪選手に成長 」東京大会に出場 砂間敬太
朝日新聞 2025.2より引用===
いま振り返ると、不登校だった6年間が自分の原点だったと感じる。当時は一日一日をただ過ごすだけで、先は見えなかった。だからこそ、「水泳でも先の大きな目標ではなく、目の前の練習を頑張った」===ここまで引用
砂間さんの不登校は小学校4年生から中学校3年間。子どもにとって長く感じられる時間だったことでしょう。
子どもの行動の選択を後押しするものは「先の大きな目標」ではなく、「目の前の練習」。大きなことではないのですね。
自分が集中できる「目の前のこと」が何かを探し当てることは当事者にとってとても難しい事柄です。
けれども、砂間さんの歩みをヒントにして焦らずに見出してほしいと願っています。不登校あるいは登校渋りに悩んでいる児童生徒、その保護者の皆さま、そして先生方にお届けしたい情報です。
皆さまのお子さんは何に興味があるでしょうか。
ついつい保護者の正解へとコントロールしがちですが、子どもたちに見抜かれてしまい、かえって頑なな態度を生んでしまいます。
そして、保護者の皆さまもご自身の人生に集中してみるというのも解決の糸口になります。
「目の前のこと」は料理、洗濯、掃除、衣服やモノの整理など日常生活のあらゆることです。行動を起こしてご自身が居心地よく暮らしてみるのも不登校解決への手がかりになるのではと思います。
ぜひ新しい一歩を踏み出してほしいと思っています。
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Edu Support Office
川上 淳子 | 【公式】日本アンガーマネジメント協会 (angermanagement.co.jp)
元国立大学法人宮城教育大学教育学部非常勤講師
元宮城県公立小学校教員
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