2025.02.14じゅんぶろ・ほのぼのとーく
六花❄️物語_冬の海にて
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こんにちは。
Edu Support Office 川上淳子です。
Photo@船内から苫小牧港を望む
お詫び:ブログ一覧にミニトマトの写真が表示されています。現在、不具合を確認しています。
追記:スマホからの写真再入力で修正できました。冬なのにミニトマトって何?と驚かれたことでしょう。原因は不明です🙇
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旅行前に調べ直したのは伊勢国奄芸郡白子(現在の三重県鈴鹿市)の回船の船頭「大黒屋光太夫1751-1828」のことでした。
1782年12月、17名で出帆。駿河沖で嵐に遭遇し、翌年正月になってもどこにも寄港できず漂流。
目的地の江戸を大きく逸れてアムチトカ島に漂着後、(中略)ロシア帝国のサンクトペテルブルグにて女帝エカチェリーナ2世に謁見。
(中略)漂流から10年後の1792年、根室港に入港。12名が漂流中や帰国目前に死亡、イルクーツク残留2名。17名のうち帰国を果たしたのが光太夫を含む3名だけだったそうです。
註:中略の部分は『風雲児たち⑦』みなもと太郎 リイド社をご参照ください。
想像しても想像が及ばない光太夫たちの漂流ですが、今回の旅行で光太夫たちの苦難の一端を追体験できるのではと思いました。
折しも最強寒波をもたらした低気圧は長く居すわり、日本国内最大級を誇るフェリーも一晩中大きく揺れました。
廊下をまっすぐに歩けず手すりをつかんだり、
浴槽の湯がざぶんざぶんと揺れ、沈まないよう体を支えるのに必死になったり、
グレードを上げた部屋が船首に近く、高波にぶつかるたびにドガンドガンと音を立てて揺れたり、
その音と船体の揺れに心臓が共鳴してしまい、脈拍が一晩中80~88と怖いくらいに多くなったりと、未経験のことばかりでした。
大黒屋光太夫たちの船はいかばかりだったか、木の葉のように波に揉まれ、不安や疑心暗鬼だったことが痛いほどわかりました。
たった3名とはいえ、光太夫が生きて帰国できたことは本当に奇跡でした。故郷へ帰るという揺るがない確信と、好奇心が旺盛だったことが帰国へと結びついたようです。
光太夫はロシア人に遭遇後、記録を重ね、やがてロシア語を理解し、意思の疎通を図っていったのでした。
困難に出あったときに記録をとるというシンプルな行動をしたのです。
アンガーマネジメントにも「アンガーログ」という怒りを記録するテクニックがあります。
書き残すことで冷静になれますし、怒りにくくなる体質へと改善していく方法の1つです。
光太夫のような冒険者にはなれませんが、人生の旅人の1人として平素からアンガーログに取り組み続けていきたいと改めて思いました。
【六花❄️グルメ_夕食】船内レストラン「Tahiti」
野菜、お肉とお魚もたっぷりと。さらにご飯とお味噌汁を中心にお代わりした写真は控えました🙇
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Edu Support Office
川上 淳子 | 【公式】日本アンガーマネジメント協会 (angermanagement.co.jp)
元国立大学法人宮城教育大学教育学部非常勤講師
元宮城県公立小学校教員
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