2024.12.11じゅんぶろ・ほのぼのとーく
過去を共有し、活かす
こんにちは。
Edu Support Office 川上淳子です。
Photo by Pixabay
✲ ✲ ✲ ✲ ✲
2024年度後半のNHK連続テレビ小説『おにぎり』。
主人公「結」は阪神淡路大震災の被災者。この大災害をどう描き、どう展開させるのだろう、死を悼むだけでは辛いなと思いつつ、期待せずに観ていました。
12月2日からの週は発災時とドラマの今とを行き来しながら、人間模様を織り交ぜ、防災訓練の炊き出し献立を見出していくというストーリー。
妻を病で娘を震災で失い、生きる希望を見出せない靴職人。それを忌み嫌うものの、叔父家族を亡くした事実を伏せて前を向くパン屋のおかみ。
台本は対照的な存在を描きながら、主人公の父親に感情を受け入れてよいのではと語らせます。喪失に打ちひしがれる生きることも、喪失を胸に強く生きていくことのどちらも正解不正解とは判定しないスタンス。
ゆえに、この週のタイトルは「人それぞれでよか」。
そう、喪失からの立ち直りは他人が決められるものではありません。。なぜなら感情は自分自身が生み出しているものに他ならないからです。
発災時の情報をもとに体調不良が便秘によるものだと医師の診断を受けていたこと、汁物の味付けの濃淡は体調や野菜の水分量の違いがあったことを共有していきます。
試行錯誤して見い出したのがミネラル分豊富なワカメおむすびと、サバツナけんちん汁。
医療、栄養、地域住民、行政、当時生まれていない若年層や他地域の住民。。
もろもろのバラバラな情報を結び付けていく主人公「結」。その様子を見て「結」の名のとおりだという姉のセリフが物語の主題となっていました。
12月8日に行われた町内会行事のお昼。
コンビニおにぎり、とんじると白菜の浅漬け。50人分作るのに前夜から仕込み作業をし、なかなか大変なことでした。
災害時の炊き出しは想像を絶するほどかと。。
過去の出来事から自分事として災害を考えていくことは口で言うほど容易いことではありませんが、日常生活のできる範囲で災害を想定して備えていきたいと思っています。
皆さまが次の災害に向けて備えていることはどのようなことでしょうか。
日本各地で大小の揺れが頻繁に起きています。
そして、奇しくも今日は東日本大震災から13年と9カ月。。
✲ ✲ ✲ ✲ ✲
Edu Support Office
川上 淳子 | 【公式】日本アンガーマネジメント協会 (angermanagement.co.jp)
元国立大学法人宮城教育大学教育学部非常勤講師
元宮城県公立小学校教員
Category
New Article
Archive
- 2024年12月
- 2024年11月
- 2024年10月
- 2024年9月
- 2024年8月
- 2024年7月
- 2024年6月
- 2024年5月
- 2024年4月
- 2024年3月
- 2024年2月
- 2024年1月
- 2023年12月
- 2023年11月
- 2023年10月
- 2023年9月
- 2023年8月
- 2023年7月
- 2023年6月
- 2023年5月
- 2023年4月
- 2023年3月
- 2023年2月
- 2023年1月
- 2022年12月
- 2022年11月
- 2022年10月
- 2022年9月
- 2022年8月
- 2022年7月
- 2022年6月
- 2022年5月
- 2022年4月
- 2022年3月
- 2022年2月
- 2022年1月
- 2021年12月
- 2021年11月
- 2021年10月
- 2021年9月
- 2021年8月
- 2021年7月
- 2021年6月
- 2021年5月
- 2021年4月
- 2021年3月
- 2021年2月
- 2021年1月
- 2020年12月
- 2020年11月
- 2020年10月
- 2020年9月
- 2020年8月
- 2020年7月
- 2020年6月
- 2020年5月
- 2020年4月
- 2020年3月
- 2020年2月
- 2020年1月
- 2019年12月
- 2019年11月
- 2019年10月
- 2019年9月
- 2019年8月
- 2019年7月
- 2019年6月
- 2019年5月
- 2019年4月
- 2019年3月