2024.08.18じゅんぶろ・ほのぼのとーく

「なんで」という言葉

こんにちは。

Edu Support Office　川上淳子です。

Photo by Pixabay

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よく聞く「なんで～」。

なんで勉強しないんだ。

なんでできないんだ。

なんで片付けるんだ。

なんで、なんで、なんで。。

「なんで」という言葉を投げかけられると、どのような気持ちになりますか。また、どのような思いを抱かれるでしょうか。

・ダメ出しをされている。

・「なんで」と言っている本人は相手の気持ちや状況を考えていない。考えようともしていない。

・反射的に言葉を言って、自分だけがすっきりしていそうだが、言われた方は気持ちが滅入る。

・信頼関係が築けない、築きたくもない。

・「なんで」という言葉を言っているときの窘める（たしなめる）ような表情を見、侮辱した声を聞いていると、自分が全否定されたように感じる。

このようにマイナスの感情が渦巻いてしまいますね。

なぜそう感じるのかというと、「なんで」は相手を「責める」言葉だからです。

では、どうすればよいのでしょうか。

相手に何をどうしてほしいのかを言葉にし、気持ちを添えて伝えることです。

なんで勉強しないんだ！➡勉強してくれると嬉しいな。

なんでできないんだ！➡私は（君が）できるようになると思っている、楽しみにしているよ。

なんで片付けるんだ！➡それは片付けなくても大丈夫だよ、これから使うからそこに置いておいてほしいんだ。

このように言はわれたらほっとしたり、やる気が出てきたり、言われた方が能動的になることでしょう。

たったひと言が信頼を失わせることもあり、たったひと言で人と繋がることもできます。言葉は諸刃の剣ともなります。

皆さまはどのような言い方をしているでしょうか。ご自身の言葉に棘はないでしょうか。相手へのリスペクト（尊敬）はあるでしょうか。一度振り返ってみてくださいね。私も私が相手から言われて嫌だったことは相手にしないように心がけます。

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Edu Support Office

元国立大学法人宮城教育大学教育学部非常勤講師
元宮城県公立小学校教員

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