2024.04.09じゅんぶろ・ほのぼのとーく
ケの日にこそ
こんにちは。
Edu Support Office 川上淳子です。
Photo by Pixabay
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4月7日のドラマの話の続きです。
『ケの日のケケケ』BS1
「ケ」は日常、非日常の「ハレ」と対比される表現です。五感が人一倍過敏で学校や家庭生活になじめない高校生の物語。
自分をご機嫌にする部活をつくろうとしますが、うまくいきません。無理解な教員や生徒が壁のように立ちはだかる中、周囲から少しずつ理解を得ながら主人公が変化していきます。
主人公に寄り添う男子生徒がこう言います。
「(人を見下してしたからマラソンの)タイムがちょっとでも落ちたりすると 自分の価値がよく分からなくなって。家族にどなって不機嫌振りまくわ チームメートに当たり散らすわで もう最悪だった。」
そうなのです。
自分にOKを出せない、自分を自分でご機嫌にできないと不機嫌になり、怒りを他者や自分、モノへ向けてしまうのです。
怒りの感情と行動の関係がわずか数行のセリフに収められていて驚きました。
物語の最後に生徒会長になった主人公が入学式で、
「人生のほとんどを占めるケの日こそ ご機嫌でいきましょう。ケケケケケ。」
と挨拶しました。これは物語の締めの言葉ではなく、スタートを促す言葉でしょう。なかなかよい台本でした。
ケの日こそご機嫌でいるためにできることは何でしょうか。それを考えてほしいというメッセージ。若い人にも歳を重ねた人にも知ってほしい考え方だと思いました。
皆さまはご機嫌に今を過ごしていますでしょうか。
変えられない過去を恨んだり、未来を不安がったりせずに、「今」「ここに」全集中できますように。
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Edu Support Office
川上 淳子 | 【公式】日本アンガーマネジメント協会 (angermanagement.co.jp)
元国立大学法人宮城教育大学教育学部非常勤講師
元宮城県公立小学校教員
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