2023.12.27じゅんぶろ・ほのぼのとーく
難を転じるには
こんにちは。
Edu Support Office 川上淳子です。
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庭の南天が赤い実をたわわにつけています。
南天は「難を転じる」にあやかり、お正月の花に添えられることが多いですね。その実を見ているだけでやる気が沸いてきます。
さて、「難を転じる」ことそのものを考えてみましょう。
そもそも何をもって「難」と言えるのでしょうか。
生きていく中で無理難題、難所、難解なことはゼロにはなりません。人から難題を迫られることもありますし、思わぬ事故や病、天災に見舞われることがたびたび起きています。
それを無いことにする、誰かに解決を依頼する、神仏に祈る(*祈るのが悪いことではありません。)ことで自分がやるべき行動を取らないことがあります。
「あの人のせいでこうなった」
「あの出来事以来、私はこうなった」
と禍が自分の外からやって来ると考えがち。
しかし、たとえ理不尽な出来事であってもそこから自分の人生を動かそうと意識しなければ、他人や過去を恨み続けることになります。
「難」は常に起き、それをどう捉えるのか、自分の考え一つではないでしょうか。
直近の私の「難」は運転中に起きました。
自宅を出てから踏切の方へ左折しようとしたら、反対車線走行中の車が中央線をはみ出してぶつかりそうになったのです。危ない!
踏切を越えて直線の道路なのになぜ右にハンドル切ったの?と疑問を感じました。私だけでなく、相手の運転手も驚愕の表情。互いに衝突を回避、危機一髪の状況に震えました。。
「出来事」は一つですが、どう意味づけるかによって、生まれて来る感情や考えが変わってきます。
・危険な出来事-何しての、ちゃんと運転すべき!-安全に運転していなかったことに対して怒ってしまう。。
・危険な出来事-左にかわしてぶつからなかった-とっさに対応でき、運転に自信がついた、安心した、細心の注意を払って運転しよう、運動神経は衰えていない、自宅近くだからと油断しない、対向車による事故は起きうると覚えておく。。
自分ができる行動を取ったところ、このように別の気持ちや意思が生まれてきたのです。
「難」はなくなりません。
「難を転じる」には出来事に対する自分の意味づけを変える、視点を変えてものごとを見る努力を重ねていきましょう。
皆さまがはっとしたのはどのような瞬間でしたか。
年末年始忙しくなりますので注意を怠らないようにしたいですね。私も十分注意します。
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Edu Support Office
川上 淳子 | 【公式】日本アンガーマネジメント協会 (angermanagement.co.jp)
元国立大学法人宮城教育大学教育学部非常勤講師
元宮城県公立小学校教員
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