こんにちは。

Edu Support Office　川上淳子です。

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過日、あるスーパーでの出来事。

「ダメ！」

語気を強め、大きな声で怒鳴っていたママ。

何だろうと振り返ると、4，5歳の女の子がふりかけの棚の前に立っていました。ママにふりかけを買うのはダメと言われていたことがわかりました。その子はすぐにその場から立ち去り、すごすごとママの後に続いていきました。

どうなんだろう。ダメという言葉。。

ふりかけ売り場には子どもたちが好きなキャラクターをあしらった商品が置かれています。

女の子はきっと買ってほしかったことでしょう。

けれども、ママはその日の買い物にふりかけを含んでいないし、そもそもふりかけは塩分も高いし、あまり子どもに与えたくないと思っていたのかもしれません。何もかも子どもの言いなりになっていたのでは家計のやりくりがつきません。

親と子、それぞれの思いや願いや欲求が責めぎ合っていたことでしょう。

それではどうすればよかったのでしょうか。皆さまはこのような場面でどのような言葉かけをなさるでしょうか。

自分だったらどうするかを考えさせられる出来事でした。

なぜふりかけを買ってはいけないのか、ダメの理由を説明してあげることが大事かと思います。併せて、自宅を出る前に今日の買い物の目的、家での買い物の約束を確認しておく、子どもが欲しいものを聞いて今日買っていいものを予め伝えておくなど、事前に自分ができることを探し、子どもに働きかけを行っておくことができそうです。

どのお店でもそうですが、すぐそばに他のお客さんがいることをママには忘れないでほしいと思います。

子どもはママのイライラをぶつけてよいサンドバックではありません。人前であしざまに叱ってよい存在でもありません。どこにいてもわが子であってもリスペクトの対象だと理解していてほしいなと思います。

人前で恥をかかされた女の子、ママのことをどう思ったのでしょうか。

たった一度、ほんの小さな出来事と思っているのは親だけです。意外と子どもたちはその小さな出来事を覚えていて、人格の形成に影響することもあります。

そんなことを思いながら買い物を続けました。

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Edu Support Office

川上 淳子 | 【公式】日本アンガーマネジメント協会 (angermanagement.co.jp)

元国立大学法人宮城教育大学教育学部非常勤講師
元宮城県公立小学校教員

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