2023.06.09じゅんぶろ・ほのぼのとーく
人生百年時代を生きるには
こんにちは。
Edu Support Office 川上淳子です。
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6月6日、妹の義母の葬儀に夫と参列いたしました。
行年百歳でした。
百年前の1923年は関東大震災が起きた年。その後、日本は大きく時代が動き、軍靴の足音が高くなっていきました。
喪主のご挨拶から故人の歩みと最期の様子を伺い、大事なことを教えていただきました。
若いころ、高名な研究所で記録の整理を手伝っていた故人は生涯変わることなく日常生活でも記録を取り続けていました。
感情を差しはさまずに、いつどこで誰と何をしたのかを淡々と。意識が混濁する一週間前までメモを取り、知力が衰えなかったとのこと。
ご主人を亡くされてから95歳まで一人暮らしをし、颯爽と出かけていた方でした。母の命日に墓参してくださり、ばったり出会ったことがありました。
「ここまで一人でおいでになったのですか。」
と聞くと、片道1時間半、待ち時間も入れると2時間はかかる場所へバスと電車を乗り継ぎ、最寄駅から歩いて来たと言うのです。当時80代、その年齢には見えない健脚の持ち主でした。
先月、施設内の居室で2度激しく転倒。頭や顔をぶつけ、死期を早めたようです。そうはいっても99年間ほとんど寝込むことがなかったのは奇跡そのもの、健脚の賜物です。
人生百年時代を生きるには諸々のことをめんどくさがらずに続けていくことだと、故人は身をもって示してくれました。
いつ訪れるかわからない最期の瞬間まで自分という意識をもって生きているには日々の努力が欠かせません。
収骨の後、斎場の駐車場で喪主はじめご遺族の帰宅を見送りました。介護、看取り、葬儀と多忙な日々で疲労困憊、一刻も早い休みが必要でした。
姪夫婦の車の出発を見届けると、夫と2人きりになってしまいました。
ふと木立を見上げると新緑が美しく、たおやかに風に揺れていました。その風に吹かれているうちに生きることが愛おしくてたまらなくなりました。
皆さまは人生の先輩に教えられたことはどのようなことでしょうか。ロールモデル、お手本となる方が身近にきっとおられることでしょう。
その方の行動や言葉遣い、所作を真似すると、意外に早く理想の自分に近づいていくことでしょう。
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Edu Support Office
川上 淳子 | 【公式】日本アンガーマネジメント協会 (angermanagement.co.jp)
元国立大学法人宮城教育大学教育学部非常勤講師
元宮城県公立小学校教員
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