こんにちは。

Edu Support Office　川上淳子です。

Photo_再びネモフィラ＠せんだい農業園芸センター【農と触れ合う交流拠点】 (sendai-nogyo-engei-center.jp)

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5月31日、センター内を巡っていたとき、

「水、飲みたい！」

と、元気な男の子の声が聞こえてきました。

2023年6月2日 | Edu Support Office (edusupport-office.com)の投稿のとおり、女の子と祖母と大型犬との遭遇で考えさせられていたので、この男の子のお母さんはどのように対応するのかを知りたいと思いました。

声のした方向を見ると、男の子がベンチに座って水筒の水を飲んでいました。

母「自分から水、ほしいって言えたね。」

子「ありがとう。」「おいしかった。」「すっきりした。」

といったやり取りを期待していましたが、2人とも無言でした。

せっかくの親子にとっての絶好のチャンスだったのに残念でした。

私から見ますと、男の子が自分の困り感から何をしてほしいかを言えたことが最高に素晴らしかったと思います。昨今のいじめや自殺等の事件で子どもたちに求められているのはSOSを出す力。

「水、飲みたい」の意味。

それはSOSを出す力を培う機会はこのように日常にいつもあるということなのです。

文部科学省ではSOSを出す教育を推進しています。詳しくはコチラ☞小学校6年生向け自殺予防啓発小冊子「もやもやしたら…相談してみようよ！」解説書（教職員向け） (mext.go.jp) 東京都多摩小平保健所 2015

常日頃から自分の気持ちを伝える方法を身につけ、身近な人に発信できることが最悪の事態の回避に繋がります。

そんな心配が不要になるためにも、お子さんが言えたひとことを大事にする営みを続けていく、ひいてはお子さん自身が自分の命を守っていくことに繋がると思います。

ですから、このチャンスをみすみす逃してしまったことが残念だと思ったのでした。

それでは、どうすればSOSを出す力を身に付けられるのでしょうか。難しいことではありません。（あくまで私見です。）

お子さんが発した言葉を繰り返してあげる、親御さんが感じたとおりの気持ちを言葉にして返してあげる、その一往復を心がけてほしいと思います。

皆さまはお子さんが意志を表したとき、どのような言葉を返していましたか。

反省してばかりの方はぜひこれからちょっと気を付けてお子さんとの言葉のキャッチボールをしてみてくださいね。

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Edu Support Office

川上 淳子 | 【公式】日本アンガーマネジメント協会 (angermanagement.co.jp)

元国立大学法人宮城教育大学教育学部非常勤講師
元宮城県公立小学校教員

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