2023.06.02子育てポケットノート

子育てポケットノートvol.316～女の子の気持ち～

こんにちは。

Edu Support Office　川上淳子です。

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5月31日、せんだい農業園芸センターへ。

前回天候に恵まれなかったので、リベンジ。アイキャッチ画像はフランスのバラ、レオナルドダヴィンチ。青空に映えて美しく、再訪の甲斐がありました。

満開や蕾、咲き終えたバラの数々を追って、ぐるりと園内を巡りました。その途中、２歳ぐらいの女の子と祖母、犬との遭遇を見届けることになりました。

皆さまがこんな場面に出あったとき、どのような言葉をかけるでしょうか。女の子の目の前には大人しいけれど、自分よりも背が高い体格のよい大型犬、しかも黒。

この遭遇の場面に立ち止まっていた私はおばあちゃんの言葉にぎくりとしました。

祖母「かわいいね。」

孫「・・・」

祖母「ほら、かわいいね。」

孫「・・・」

女の子の方を見ていたら、無表情。祖母の呼びかけに応じませんでした。それにも関わらず、祖母は思ったことを言い続けていたのでした。もちろん祖母の言動に悪意はなかったと思います。

女の子の気持ち、「あの犬、かわいい」ではありませんでした。明らかに犬を怖がっていたのです。

この出来事に接して、いろんなことを考えさせられました。

お孫さんの表情から祖母が読み取れる情報はなかったのか。

そもそもお孫さんの顔を見ていたのか。

子どもの気持ちを引き出すにはどのように言葉かけをすればよいのか。

自分の戒めとして相手の気持ちを察して問いかける言葉を考えていきたいと思いました。また、子どもの年齢に応じて自分から気持ちを言えるような働きかけをしたいとも思いました。

あの女の子、もう少し大きくなったら自分の本当の気持ちを言えるようになってほしいなと思いつつ、その場を離れました。

さっきまでの高揚感が一瞬で消え、子育ての難しさに向き合う時間になりました。

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Edu Support Office

元国立大学法人宮城教育大学教育学部非常勤講師
元宮城県公立小学校教員

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