こんにちは。

Edu Support Office　川上淳子です。

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「わしは何者になりたいがよ。」

5月3日、NHK連続テレビ小説『らんまん』の主人公槙野万太郎は祖母にこう語りました。その前段のセリフも秀逸でした。✼引用は字幕のまま

「お母ちゃんがわしを生んでくれた。おばあちゃん　みんながあ　お日さんみたいにわしを育ててくれた。ほんじゃき　わしは何者になりたいがよ。」

慈しんで育ててくれたことへの感謝は故郷に定住し、家族のそばに居続けることではありませんでした。自分が何者か、唯一無二の存在となる道へと向かわせたのです。

親の立場では2つの考えがあることでしょう。

あんなにかわいがったのに何と薄情なことと受け取るのか。

あんなにかわいがって育てたからこそ、自立できる道を探せるようになったと理解するのか。

そばにいて過ごすことも、家族と離れて生きていくことも、どちらの道も間違いではありません。

子ども自らが選ぶことができたら子育ては成功だと思います。そのためには親自身も経済的な自立をし、健康寿命を維持し続けていることがあって可能になります。

飛び立とうとするわが子の足を親の都合で掴まえて引きずり降ろしてしまうのは避けたいものです。

「何者になるか」

その結果は10年、20年と時間がかかり、結果がわかる頃には親の寿命が尽きているかもしれません。それでも、子ども自らが探し求める自分になれるようにと、親は願いたいものです。

『らんまん』のモデル牧野富太郎は優れた植物学者になったものの、研究への工面で実家の酒屋は傾いたそうです。。そうならないことも含めて、子どもたちには自立、自律していってもらいたいと思います。

何かを見聞きしたら子育てに関わるヒントを見つけてくださいね。私もアンテナを広げて見出していきます。

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川上 淳子 | 【公式】日本アンガーマネジメント協会 (angermanagement.co.jp)

元国立大学法人宮城教育大学教育学部非常勤講師
元宮城県公立小学校教員

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