2023.03.11じゅんぶろ・ほのぼのとーく

3.11に回避できたとしても

こんにちは。

Edu Support Office　川上淳子です。

Photo by Pixabay

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あれから12年。。

2011年3月11日、14:46。

東日本大震災によって亡くなられた方々のご冥福をお祈りすると共に、残されたご家族の皆さまにお悔やみ申し上げます。

どんなに長い時間が経っても、人の死は忘れられるものではありません。鎮魂の一日といたします。

あのとき、私は小学校の教員で5校時目、学校の図書館にいました。担任している特別支援学級の4年生以下の児童は帰宅し、高学年の児童一人に課題を与えていました。

その子がプリントを書き終え、すっと席を立ちあがったので、その後を追って歩き始めて数歩、大きな揺れに見舞われました。振り返ると、さっきまで座っていた席には本棚が斜めに倒れていました。

あのとき、児童が席を移動していなかったら。。

あのとき、私がそのまま席にすわっていたら。。

あのとき、席を離れるのが数秒遅れていたら。。

もしかしたら落命、もしくは大けがを負っていたかもしれません。

保護者へ児童を引き渡した後、しばらくすると退庁の指示が出たので宮城野区にある高校に長男を迎えに行きました。途中の田んぼの道路に大きな陥没ができていたため、国道45号線から帰ろうとしました。

余震が続く中、カーラジオから何度も聞こえた「若林区の海岸で遺体が400体」の報道、何のことか理解できませんでした。福田大橋から東側が津波に襲われていることも知りませんでした。

30分移動できずにいたので、橋の手前を左折し、田子大橋へ。

暗がりの中、川の様子がわからないまま、橋を渡り切りました。後に七北田川には津波が遡上していたことを知りました。

あのとき、橋が崩壊する状態であったら。。

あのとき、津波の遡上がもっと勢いがあって、高い波であったら。。

いくつもの危険を回避していたことを知ったのはずいぶん後のことでした。

2023年、トルコでの大地震、国内でも北海道、石川、そして、福島沖でも地震が続いています。

3.11に回避できたとしても、今度もうまくいくとは限りません。

居住地では3.11に自宅前の道路には津波が押し寄せていないにも関わらず、新しい国の想定では「3～5ｍの津波」。そんなことあるはずがない。。そう思いたいのは誰もが同じことでしょう。私も同じ思いです。

コチラからお住いの地域の想定を調べることができます☞ハザードマップポータルサイト (gsi.go.jp)

すでに次の震災前に生きていることを自覚したいものです。

情報を聞き取る方法はスマホ、PC。

食料品や飲み水、日用品等を備蓄する。

家族の連絡方法を複数用意する（電話、FBのメッセンジャー、LINEの3種類を確保）。

家族の生存確認のための移動はしないことを確認しておく。

自家用車には充電用USBジャック2口（これで停電でも充電可能に）。

ガソリンの補充。。

いつか来るかもしれない日に備えています。

皆さまはあのとき、どのような行動をなさっていましたか。そこから得た教訓はどのようなことでしょうか。

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Edu Support Office

元国立大学法人宮城教育大学教育学部非常勤講師
元宮城県公立小学校教員

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