こんにちは。

Edu Support Office　川上淳子です。

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2021年12月21日、内閣府の報道にすくんでいました。

日本海溝・千島海溝沿いの巨大地震の被害想定について【定量的な被害量】
詳細はコチラ☞shiryo03.pdf (bousai.go.jp)
中央防災会議、防災対策実行会議、日本海溝・千島海溝沿いの巨大地震対策検討ワーキンググループからの報告です。とりわけ、「２　今回の被害想定の性格」は東日本大震災が最大の災害と思っていた私には衝撃的な内容でした。以下、引用。

（１）今回想定した日本海溝・千島海溝沿いの巨大地震は、最新の科学的知見に基づく最大クラスの地震であり、東日本大震災の教訓を踏まえ、「何としても命を守る」ことを主眼として、防災対策を検討するために想定したものである。

（２）最大クラスの地震は、発生頻度は極めて低いものの、仮に発生すれば、広域にわたり甚大な被害が発生するものであるが、今回の被害想定は、被害の様相や被害量を認識・共有し、効果的な対策を検討するための資料として作成したものであり、対策を講じれば、被害量は減じることができる。

（３）今回の被害想定を踏まえ、巨大地震・津波が発生した際に起こりうる事象を冷静に受け止め、「正しく恐れる」ことが重要であり、行政のみならず、インフラ・ライフライン等の施設管理者、企業、地域及び個人が対応できるよう備えることが必要である。（ここまで引用）

日本海溝は青森・岩手・宮城の太平洋の海域、千島海溝は北海道の南東の海域を指しています。

居住地は日本海溝にあたります。3県での津波による人的な被害は早期避難率が低い場合、夏・昼で約 145,000 人 、冬・夕で約 162,000 人、冬・夜で 約 199,000 人。。早期に避難すれば80％は減らせるとしています。

東日本大震災前の人的被害は宮城県で200人ほどの想定だったと思うので、14万人を超える想定に衝撃を受けました。

震災時、自宅近くの国道には河川津波が押し寄せたものの、線路を隔てていたおかげで何の被害も受けませんでした。

しかし、「最新の科学的知見に基づく最大クラスの地震」ともなれば、過去を上回る津波に見舞われるかもしれません。

この情報を多くの方々に知ってほしいと思い、ご紹介しました。

2011年以前に出されていた国の想定を受け止めなかったのは私たちでした。そのことが悔やまれてなりません。これからは悔いのない対策を重ねていきたいものです。

この報道を立証するかのごとく、1月4日の父島近海　最大震度5強。

しかも、その前後、千島海溝にほど近い北海道南西沖、日本海溝の宮城、福島、石川や新潟、トカラ列島と全国各地で地震が起きました。「最大クラスの地震は、発生頻度は極めて低い」との想定を覆しそうな様相です。

皆さまはこうした報道をご存じでしたか。また、自然災害への備えをなさっていますか。

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Edu Support Office　代表　川上淳子
☞一般社団法人日本アンガ―マネジメント協会認定アンガーマネジメントコンサルタント
☞ボイスマルシェ相談員
元国立大学法人宮城教育大学教育学部非常勤講師
元宮城県公立小学校教員

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