2021.12.22じゅんぶろ・ほのぼのとーく

”知ってて当たり前”と意味づけすると～レジでの柚子の話～

こんにちは。

Edu Support Office　川上淳子です。

Photo by Pixabay
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先日、近くのスーパーへ出かけました。

「そうだ、タラのお吸い物に添えよう」と思い、柚子も求めました。

レジに行くと、担当は若い男性、隣にベテランのサポート役の女性がいました。カードを準備し、もうすぐかなと待っていましたら、男性が大きめの声で、

「これ、何ですか？」

と柚子を片手に女性に質問していました。その言葉に気付いて私がカードから目を上げるのと同時に、

「柚子だよ」

と女性が答えました。その後は何事もなかったかのようにレジ打ちが終わり、私も支払いを済ませました。

皆さまがこのような出来事に出会ったとき、どのように思われますか。

「ええっ、柚子も知らないの？知ってて当たり前でしょ」

と意味づけしてしまうと、イラっとしてしまいますね。

「スーパーで売っているもの、全部把握しているべきでしょ」

と思うと、イライラはかなり強くなりそうです。

「そうか、知らなかったんだね。汁物に添えられた切った状態の柚子を知っていても、丸ごとは見たことないかもね。自分で料理しないと分からないことって多いよね」

と思えば、怒りの感情はわきません。

サポート役の女性がその場で若者に対して評価を下すことなく、能力を否定することもなく、嫌な顔もせずにお答えになっていたことが素晴らしいと思いました。

若い店員さんが率直に聞いていたのも偉いです。

柚子はかごに盛られていたのでバーコードが付いていませんでした。違う商品名を入力したら大変なことになります。正規の値段より高く入力すれば買い手の私、安い値段だとスーパーが損をします。確認は大事な作業です。

このように出来事は突然やってきますね。

どんなときにもとっさに反射しないこと。そのためには何よりも普段からのトレーニングが大事だとレジを離れながらしみじみと思いました。

自分の考え方だけが正しいと思っていると怒る回数が増えていきます。まぁ許せることなら許していく、忘れる、関わらない、放っておくという行動を選択できるように考えてみてください。自分の価値観をちょっと換えてみると怒らずに済みます。

その夜のタラの吸い物は特別な味わいでした。

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