学級担任サポートマガジン『教育技術小三小四 3月号』
2021年2月15日　小学館刊

10回連載の最終回。

「教師のためのアンガーマネジメント」P22～P23

今月のテーマは「新年度に向け、前向きな気持ちをもつ」。

2つのご質問にアンガーマネジメントの立場から回答しています。

Q１　前向きな気持ちで新年度を迎えるためにどのようなことに目を向けていけばよいのか。

Q２　新年度を自分のターニングポイントにしたい。前向きに進むためのアドバイスを。　

原稿を書き始めたころは2020年1月。まだまだ新型コロナ感染はどこか遠くで起きている出来事のようでした。

ところが、3月の臨時休校要請、学校現場が一変する出来事に驚きが隠せませんでした。それに続く緊急事態宣言、そして、解除、学校再開、夜の街での感染拡大、家庭内感染、子どもたちの命が脅かされている状況。。

現場を離れた身としてペンの力でお役に立ちたいと決心しました。

新型コロナ感染は経験していなくとも、インフルエンザの急激な罹患に苦慮していた過去をたぐりながら執筆いたしました。

新型コロナ感染は事象の一つに過ぎません。

教師として子どもたちへ特別に指導することがらは新型コロナと同じように対応し、解決すべきことがら。不登校傾向、学力不振、暴力行為、いじめ、それらすべては子どもたちが出すSOSだからです。

今後ともどのような出来事が起きるか予測不能です。想定内の出来事はないと覚悟をして教壇に立ってほしいと願っています。そのためにもアンガーマネジメントの理論と対処法がお役に立ちます。

10回の連載の機会を与えてくださいました小学館の塚本編集長、ライターの出浦さん、本当にありがとうございました。