こんにちは。

Edu Support Office　川上淳子です。

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今年は高校を卒業します！

ええっ！

添え書きに驚いたのはHさんからの年賀状。担任を離れてから丸6年。早いものです。

大人にとって数年の変化は小さいものですが、子どもたちは中学校、高等学校と進学し、心身共に大きな変化の時期。どんなにか成長していることかと、Hさんにもコロナが収束したら会いに行きたいと返事を出しました。

Hさんは私をアンガーマネジメントに導いてくれた教え子。体に障がいを持っていました。

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2014年5月、運動会前日、Hさんが給食のパンをちぎってはトレイや机の上に散らかしていることに怒り心頭に発し、叱ってしまいました。そのせいで1時間以上泣かれ、運動会の準備に出られなくなりました。詳しくは書けませんが、

「今晩だけご両親に自分の考えを言うのを我慢してほしい。」

と説得しました。Hさんは説得を聞き入れ、小学校最後の運動会を無事に終えることができました。後日、経緯をお母様にお話をいたしました。

この出来事があって、私の叱り方があれでよかったのか、また、彼女の怒りや私の怒りが何によって起きたものか、どう対処すべきだったのか、大きな壁が立ちはだかる思いがしました。

あちこちで研修を受けたものの納得できるものがない中、妹がある講座に誘ってくれました。

半信半疑なまま申込みをしました。課題図書にある出版社名にほっとしたのを覚えています。

こうして10月17日18日の両日に受講したのが現在所属している協会主催のアンガーマネジメントファシリテーター養成講座。早く知っておけばよかったと思うことばかりでした。

それからは怒涛のアンガーマネジメント歴。翌2015年度で退職、開業へと突き進みました。

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皆さまには自分をイライラさせる出来事があったり、相手がいたりしませんか。

強情で分からず屋の義父母。
何度も同じ失敗を繰り返す部下。
自分の好きな部下のみを優遇する上司。
家事を手伝わないパートナー。
優しい言葉ひとつかけてくれないパートナー。
乱暴な言動を繰り返すわが子。

しかし、その出来事や相手についてもう一歩踏み込んで考えることが大切です。

私の場合、Hさんの問題だと考えていればそこで終わっていたのですが、Hさんの言動を理解したい、何とかしたいという思いを私が抱いたことによって人生が大きく変わりました。

アンガーマネジメントは私たちを怒らせるものの正体を知り、怒りへの対処法を身につけ、怒りの感情で後悔しないことをめざしていきます。

怒りはなくせません。なぜなら自分が大事にしているものを守ろうとする感情だからです。

皆さまの怒りに隠されている守りたいものは何でしょうか。一度じっくりと見つめてみませんか。

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一般社団法人日本アンガーマネジメント協会認定
アンガーマネジメントトレーニングプロフェッショナル
https://www.angermanagement.co.jp/facilitetor/2115
元国立大学法人宮城教育大学教育学部非常勤講師
元宮城県公立小学校教員
Edu Support Office
代表　川上淳子