こんにちは。

Edu Support Office　川上淳子です。

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先日、借りている駐車場に車を入れようとしたところ、泣き声が聞こえてきました。

お母さんの後ろに女の子。3歳ぐらいでしょうか。きっと怒られたのでしょう。

お母さん、無表情。。疲れていたのですね。

喉の奥をえぐる声はお母さんのイライラ度を急上昇させます。

お子さんもお母さんも辛い状況。お母さんはわが子が人前で大泣きしていることを嫌がっている様子でした。

でも、泣いていることは悪いことではありませんよ、お母さん。

文部科学省では2018年（平成30年）、「SOSの出し方に関する教育」、教材についても通知しています。

「平成30年8月31日　児童生徒の自殺予防に向けた困難な事態，強い心理的負担を受けた場合等における対処の仕方を身に付ける等のための教育の教材例について事務連絡」
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https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/1410401.htm

連絡先を見ますと、この教育の目的が見えてきます。

各都道府県教育委員会担当課
各指定都市教育委員会担当課
各都道府県私立学校主管課
附属学校を置く各国立大学法人担当課　　
附属学校を置く各公立大学法人担当課
小中高等学校を設置する学校設置会社を
所轄する構造改革特別区域法第12条
第1項の認定を受けた各地方公共団体の担当課
都道府県各指定都市自殺対策主管部（局）

そうです。自殺を防止することが最大の目的です。自らの命を絶つだけではなく、「強い心理的負担を受けた場合」に「対処の仕方を身につける」ことが求められています。

年に一回は学校で教育してほしい。。いろいろ学校への注文が多いです。

しかし、冒頭の女の子の例のようにごく小さいうちから、SOSを出し、親へ訴えているのです。

ところが、親御さんの方は「うるさい」と感じ、周りに「親としての力量不足の烙印を押されるのでは」と思い、お子さんに辛く当たることがあります。

お子さんは必死に訴えているのに何度か拒絶されると、自分の気持ちや理由を言わなくなったり、ますます激高して泣いたりを繰り返していきます。

このようなとき、親御さんができることは何でしょうか。

泣きやませることではありません。

泣きやんだらどうしてほしかったのか、どうしたかったのかを聞いてあげてほしいのです。

言語化は大事です。言えないから泣いてしまうのですから。

小さなやり取りがやがて心身の安心安全を自分で守れるという大きな結果に繋がっていきます。

ＮＯと言う
やだと言う
泣く

その裏にある気持ち、何を訴えたかったのかを言葉に表せるよう根気よく接してあげてください。

泣き叫んでいるよりも自分の思いを言った方が楽だという経験を積ませてください。

SOSの発信、見逃さないように接してあげてほしいと思います。

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一般社団法人日本アンガーマネジメント協会
アンガーマネジメントトレーニングプロフェッショナル
https://www.angermanagement.co.jp/facilitetor/2115
元国立大学法人宮城教育大学教育学部非常勤講師
元宮城県公立小学校教員
Edu Support Office
代表　川上淳子