こんにちは。

Edu Support Office　川上淳子です。

今日のアイキャッチ画像は原爆の子の像。

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戦後75年。

8月に入り、戦争関連の番組がめじろ押しです。

「『焼き場に立つ少年』をさがして」NHKEテレ 8.8
「この世界の片隅に」2016 NHK総合 8.9
「ドラマ東京裁判」2016の再放送　NHK総合 8.9-8.10
「古地図でたどる戦争の記憶仙台空襲から75年」ミヤギテレビ 8.14
「終戦75年スペシャル」TBCテレビ　8.15
「太陽の子」NHK総合 8.15

これらの番組を視聴するには戦争そのものの重さ、そして現在のコロナ禍、二重の重さを感じます。小学生のいるご家庭ではのんさんが声優をつとめている「この世界の片隅に」はご覧になりましたか。

さて、日本の小学生は戦争をどう学んでいるのか、最新の教科書検定結果を通して見てみましょう。

詳細はコチラ：教科書編修趣意書　小学校　国語（平成30年度検定）
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kyoukasho/tenji/1416516.htm国語科は4社検定。

4年では3社が戦争を取り上げています。
一つの花（東京書籍、教育出版、光村図書出版）
世界一美しいぼくの村（東京書籍）

6年ではこちらも3社が取り上げています。
川とノリオ（学校図書、教育出版）
ヒロシマの歌（東京書籍）

現職のとき東京書籍を使用していましたので、戦争に関する3作品を教えました。こうしてみると教科書会社によって編修の意志が異なることがわかります。

公立の教員は定年が60歳、全員が戦後生まれになり、早いもので15年が経っています。

戦争体験のない私がどうやって戦争を教えればよいのか、教えられるのか。経験していなければわからないことはあります。しかし、戦争を経験することはあってはなりません。矛盾する思いが交差する中、準備したことが思い出されます。

書籍、ネット、旅行など、さまざまな方法で情報を集め、授業に生かしました。

沖縄や海外、現地を訪れますとどこに行っても戦争の痕跡があり、見聞を織り交ぜて話をしました。また、戦時下の品物は写真を探し、子どもたちに見せてあげていました。

中でも一番の衝撃は「赤紙」でした。この紙一枚で戦場へとかり出されたのです。。

戦争反対。

そうした紋切り型の決意をさせるのではなく、小学校4年生、わずか9歳や10歳で学び始めた戦争の出来事が記憶のどこかにひっかかってくれたらいいなと思っていました。

想像力は補っていかないと枯れてしまいます。

せめて夏のこの時期、戦争についてアップデートしていきたいものです。75年経っても語られてこなかった情報が明らかになっています。

子供たちが親御さんとどれか一つでも、わずかな時間でも見ていてくれたらと思っています。

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一般社団法人日本アンガーマネジメント協会
アンガーマネジメントトレーニングプロフェッショナル
https://www.angermanagement.co.jp/facilitetor/2115
元国立大学法人宮城教育大学教育学部非常勤講師
元宮城県公立小学校教員
Edu Support Office
代表　川上淳子

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