こんにちは。
Edu Support Office　川上淳子です。

今日のアンガーマネジメントは、「ここは怒ってもよいのでは？～ある窓口にて～」。
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ある窓口へ用事があって出かけました。

やや大きめの荷物発送手続きをしていた年配の方。

荷物を左手で押さえて、右手でしきりにティッシュで鼻水を拭いている。片手なのでうまく処理できずに時間がかかっている。その指先にはきっと鼻水がついている。。

おじいさんの背中越しに別の方にアイコンタクトをして、ささっと私が発送したいものを渡しました。

見ると、担当以外の方々は少し距離を立って様子を見ている。。

いやいや、「ここは怒ってもよいのでは？」。

「怒る」というのは怒鳴ったり、相手を否定する言葉を投げつけることではありません。

私が担当の人だとして、どんなことができるのだろうと考えてみました。

「お客様、お風邪ですか。私が荷物を持っていますので処理をしていただいて大丈夫です。」
→おじいさんが鼻水を拭き取れるよう手伝いを申し出る。

「ティッシュはお持ちですか。こちらのティッシュをお貸しします。」
→鼻水が拭き取れるようティッシュを差し出す。

「今、新型コロナのことで心配がございます。こちらに除菌液がありますのでお使いください。」
→「汚いから」ではなく、現在の状況を伝え、除菌してもらう。

現在の危機的な状況を考えれば、やれることはやっておかないと大変な結果に繋がります。

そして、担当者がおじいさんの荷物の表面を除菌してくれたことを信じたいと思いました。

先日、長男に「除菌グッズを郵送する？」と聞いたところ、「今は郵便物も危ないから要らない。」と断られました。窓口でのこんなやり取りを見ると、長男の心配ももっともなことでした。

アンガーマネジメントは怒らないことをめざしているのではありません。

怒る必要があれば怒っていいんです。

自分の行動が自分にとっても周囲の人にとっても長期的に見ても健康的かで判断していきましょう。心臓がばくばくしたり、血圧が上がったり、いつまでも出来事を思い出してイライラしているのは健康的ではありません。

新型コロナ感染が拡大する中、働いている皆さまはご自身の健康を守るためにも、他の人の健康を守るためにも、相手へのリクエストはきちんと伝えてほしいと思いました。

最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

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一般社団法人日本アンガーマネジメント協会
アンガーマネジメントコンサルタント™
元国立大学法人宮城教育大学教育学部非常勤講師
元宮城県公立小学校教員
Edu Support Office
代表　川上淳子

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