こんにちは。
Edu Support Office　川上淳子です。

今日のアンガーマネジメントは、「感情の責任～新型コロナのせいにしない～」。
＊　＊　＊　＊　＊

新型コロナウイルス感染拡大が止まりません。東北エリアも1名の発症から1ヵ月ほどは持ち堪えていたのに瞬く間に50人を超える感染者を生んでしまいました。（4.3 河北新報より）　

そんな火急の中、インタビューを受けている人、「そんなに大変なことじゃないよね。」と対岸の火事を見ているように白けた表情で発言しています。たいてい不機嫌そう。お店が閉じていて遊びに行けないからです。

「学校、早く再開してくれないと家庭がもたない。」と親御さん。困惑して、やはり不機嫌そう。学校が授業を再開してくれないからです。その隣で子どもが口をとがらせています。親が怒っているとおりに怒っています。

しかし、感染者数、死亡者数が増加する中、学校再開は子どもたちの命を危険にさらすのではないかと感じます。

季節性のインフルエンザでさえ、放送で全校集会を行う、机を離す、消毒をする、換気をする、マスクをする、すでに行っていました。それでも、元気だった子が高熱にうなされ、翌日半数の子が登校できなくなっていました。

ワクチンもなく、治す薬もない新型コロナウイルス。インフルエンザからは推し測れないほどの威力をもち、短期間で息の根を止めるほどなのです。残念ながら、世界の事態は私たちの想像を超えて進行しています。

だれかが私を怒らせるのではありません。だれかが私を不機嫌にさせるのでもありません。

自分の感情は自分が生んでいます。

学校が開かないと、学力がつかない、学習進度が違ってくる、学習が遅れる、友達と遊べない、ストレスがたまる、心のバランスが崩れる、、

どれも命があっての心配です。

世界規模の危機、子どもたちが自分の感情に責任をもって乗り越えていかなければ、これから長丁場になる時間を過ごすことはできません。

つまらないと投げやりなことを言ったら、面白くなることを見つけさせてください。
怒り始めたら、怒りの温度を聞いてあげてください。そして、体を動かす楽しいことを見つけさせてください。
やることがないと白けて言ったら、やりたくなることを見つけさせてください。

新型コロナのせいにせずに、学校に行けないせいにせずに、ご家庭で子どもたち自身が機嫌よく生きていく知恵を見つけさせてあげてください。命令するのではなく、発見させる、気づかせる、面白がらせてあげてください。

生きて来年の桜を見る、山中伸弥教授の言葉に震えます。

もうだれかに頼っていてはいけない、そんな難局に私たちは押し出されているのです。

がんばって、パパ！ママ！

最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

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一般社団法人日本アンガーマネジメント協会
アンガーマネジメントコンサルタント™
元国立大学法人宮城教育大学教育学部非常勤講師
元宮城県公立小学校教員
Edu Support Office
代表　川上淳子

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