こんにちは。
Edu Support Office　川上淳子です。
今日の子育てポケットノートは、「数字をつけて理解する」。

ちょっとポケットに入るサイズの情報。
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本日3月27日の朝ドラ「スカーレット」からお話を始めましょう。

主人公の息子が白血病で体調が思わしくない日が続いています。
みんなの陶芸展初日の朝、別居している父がやって来て、やり取りを始めます。

父親「どや？」

息子「うん、昨日が10のうち４やったとしたら、今日は ７・・・いや ８やな。」

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アンガーマネジメントには怒りに温度（点数）をつける「スケールテクニック」があります。

怒りの温度計

こんなふうに呼んでいます。

怒りをマネジメントしにくい理由の一つが尺度がないので、毎回同じように怒ってしまうという失敗を繰り返しているのです。

私たちは数字で多くのことを理解しています。

気温が30℃と言われると服装はもちろん、水分の量も考え、タオルなども持ち物も用意しますね。体温、血圧、ペットボトルの容量、、さまざまなことに数字をつけています。

怒ったときに、「今、3だな。」。すると、「前、怒った８は強すぎかな。」と比べられる、客観化できるようになります。行ったり来たりしながら、自分の温度計を作れるようになります。

怒りの感情のピークは6秒。

その6秒を待つためにも自分の怒りに数字をつけて客観化していきます。

こんなことで怒りがコントロールできるものか！

そう思っていらっしゃる方、どうぞ取り組んでみてください。

０が穏やかな状態、10が人生最大の怒りとすると、今、あなたの怒りは何度ですか？

10段階では差をつけにくいようでしたら、100段階で温度をつけてもOKです。

さて、朝ドラ「スカーレット」に戻りますと。。

体調が悪い息子にとって、数字をつけて自分の「今日の体調」にフォーカスしている姿に感動しました。多くの病に苦しむ方々にとって参考になるのではないでしょうか。

亡くなった母は。。

具合が悪い→いつもと同じ→よくならない→原因探し→床の間に置いている置物がよくない→私に移動させる→病状変わらず→次に夫の対応が悪いと言い出す→夫、我関せず→病状変わらず→さらに夫との関係まで悪くなる→よくなっていることに気づけない→ずっと悪いと感じる、マイナスのループから抜け出せない日々を過ごしていました。

今だったら自信をもって言えます。「お母さん、数字、つけてみてね。」

新型コロナウイルス感染で気分も滅入りがちです。

皆さま、ご自身のイライラに温度をつけて客観的に把握できるようになさってくださいね。

ちょっとポケットに入るサイズの情報、
「子育てポケットノート」。

最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

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一般社団法人日本アンガーマネジメント協会
アンガーマネジメントコンサルタント™
国立大学法人宮城教育大学教育学部非常勤講師
元宮城県公立小学校教員
Edu Support Office
代表　川上淳子

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