こんにちは。
Edu Support Office　川上淳子です。
今日の子育てポケットノートは、「イライラを原動力に～1㎜も動かない現実への対処～」。

ちょっとポケットに入るサイズの情報。
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庭に南天の赤が鮮やかに広がっています。

南天は音読みが同じ「難転」、「難を転じる」に通じることから縁起のよい木とされ、お正月飾りに用いられ、鬼門（北東）に植えるとよいとされています。

我が家でも、鬼門にしっかり植えています。秋口から鳥がついばみ始め、ところどころ実がなくなっています。そのため、写真はイメージです。

さて、こうした「言葉の意味を変えて良い方向を見出す」方法を子育てにも生かせないでしょうか。

「朝、起きるのが苦手」
「勉強が苦手」
「野菜が食べられない」
「運動ができない」
「部屋の中がぐじゃぐじゃ」
「人の失敗を笑う」
「揚げ足取りをする」

教員時代に毎日のように教室で見てきたこと、家庭訪問や懇談会の話題に登場してきたことでした。他者の言動のみならず、自分自身の生活やものの考え方にもこうしたマイナスのことが多数ありました。正確には、今でもあります。

教師や保護者の立場から見ると、すべてイライラを生じさせる事柄です。

これに対して怒鳴ったところで、延々説教をたれたところで、叩いてみたところで、

1㎜も動かない現実があります。

自分が激高しても変化しない相手にイライラし続けていく、その連続でした。

しかし、イライラを「イライラさせないきっかけ発見」と捉えたら、どうでしょうか。

イライラは自分の価値観や理想、信念など異なった状況が目の前で起きたときに感じるものです。「朝は機嫌よく起きるべき」と思っているのに、わが子がぐだぐだしていれば自分の「べき」とギャップが生じているため、イライラを感じているのです。

一方で、朝、わが子が機嫌よく起きるために「自分は何ができる？」と考えるきっかけを与えられたと捉えることもできます。

イライラを原動力にし、1㎜も動かない現実へ対処していきましょう。

感情的に怒鳴ったり、モノを投げつけたりしていては、1㎜どころか、自分の心身がへこんでしまいます。1㎜を動かす「てこ」となる働きかけを考えていきましょう。

☑寝る時間が遅ければ、就寝時刻を早める努力はどうすればよいか。
☑日中、十分に遊んでいたか。遊んでいなければどんな遊びをさせようか。
☑寝室の環境はどうか。遮光カーテンは暗すぎるのではないか。
☑朝、子どもを起こしに行く自分の表情はどうか。
☑怖い顔ではないか、そうだとしたら、口角をちょっと上げてみようか。。

イライラはセンサーでないかと個人的に思っています。このセンサーの働きで私たちが知恵を働かせるきっかけをいち早く見つけることができます。

イライラ。

ご自身のイライラが何なのか、向き合ってみませんか。イライラの原因は他人ではなく、自分が生み出しているのです。子育てはパパやママの時間を奪うことではありません。

私たちが思考し、試行し、子どもたちと共に成長する機会にできるのです。

「思考」と「試行」

やっと今日のテーマに辿り着きました。

イライラが何かを考え、イライラしないために行動を試していく、そんな時間を積み重ねてほしいと思います。

私たちにはまだまだやること、やれることがあるのです。

ちょっとポケットに入るサイズの情報、
「子育てポケットノート」。

最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

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一般社団法人日本アンガーマネジメント協会
アンガーマネジメントコンサルタント™
国立大学法人宮城教育大学教育学部非常勤講師
元宮城県公立小学校教員
Edu Support Office
代表　川上淳子

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