2019.10.26子育てポケットノート
子育てポケットノートVol.99~おおかみこどもの雨と雪に見る子の育ち~
こんにちは。
Edu Support Office 川上淳子です。
今日の子育てポケットノートは、「おおかみこどもの雨と雪に見る子の育ち」。
ちょっとポケットに入るサイズの情報。
* * * * *
『おおかみこどもの雨と雪』をテレビで見た時、もうわが子は二人とも進学のため、自宅を出ていました。
切ないお話を一人で鑑賞、当然、号泣。
「おおかみおとこ」と結婚したヒロインの花、そして、「おおかみこども」の雨と雪。
「おおかみおとこ」は子どもたちが生まれた後に亡くなり、花は田舎へと引っ越し、子どもたちが親離れをするまでが描かれています。
子育てそのものですね。
娘の雪は母親と人間として生きることを選び、息子の雨は山で狼として生きることを選びます。
息子の雨が深い山をめざして駆け上っていくさま。後を振り向かずに行く姿に甘えん坊の片鱗はなく、急峻な崖を息もつかずに力強く、母親や姉を振り切るように進んでいくのでした。
その力はいつ付いていたのでしょうか。
「おおかみおとこ」の子として生を受け、幼くてかわいく遊び回る姿に、自我が芽生えて姉弟が牙を向き合って戦う姿に、姉の雪も弟の雨も人と出会いの中で将来を思い悩む姿に、それはすでに刻まれていました。
子どもたちの育ちの中に、隠しても隠し通せないそれぞれの生き方が隠れていました。
親御さんが今、見ているお子さんにも将来の姿が隠れていることでしょう。
それが何なのか、バラバラの情報がいつか一つの形になっていきます。それが何かがわかったとき、別れは突然やって来ます。私の子どもたちもあっけなく巣立っていきました。
「おおかみこども」の母親の花が、去ってゆく息子の雨の背中を見送る場面はもう見ていられませんでした。
親となるのは本当に切ないものです。
明日は第100回の記念となる投稿。どうぞお楽しみに!
ちょっとポケットに入るサイズの情報、
「子育てポケットノート」。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
🍂 🍂 🍂
一般社団法人日本アンガーマネジメント協会
アンガーマネジメントコンサルタント™
国立大学法人宮城教育大学教育学部非常勤講師
元宮城県公立小学校教員
Edu Support Office
代表 川上淳子
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