こんにちは。
Edu Support Office　川上淳子です。
今日の子育てポケットノートは、「お兄ちゃんの機転、さすがでした」。

ちょっとポケットに入るサイズの情報。
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買物に出かけると、必ず目にする子育ての瞬間。

わが子の小さいころを思い出して遠い目で見つけたり、ブログで紹介したい事例だなと近くでしっかり観察したり、これまでにない時間の過ごし方をしています。

さて、先日、スーパーでの1コマ。

1歳半か2歳ぐらいの元気な男の子。盛んに売り場の品物が気になり、さわろうとしています。

その様子を見ていて、長男、2歳ごろを思い出しました。

なぜか下着売り場でパンツの包装袋を手に持って駆け出し、慌てて夫婦で猛ダッシュ。数歩先で取り押さえ、冷や汗をかいたことがありました。何をするかわからない時期ですね。本人、「品物を買う」概念なく、走り出した理由も不明。。この後、しばらく買い物が怖くて、子どもたちとの買い物を控えていました。

さて、やんちゃな男の子にママと兄は全く反応せず、パパが一人でやきもきして注意していました。

「さわらないって言ったでしょ。」

とたしなめるも、男の子、われ関せず。にこにこして手を伸ばそうとしていました。

言ったはずが伝わらない。

子育てあるある、親御さんが一番困っていることですね。

ママや兄のように「過剰に反応しない」、パパのようにかつて指導したことを「想起させる」、そのどちらも大切かなと思っていました。

すると、別の母子三人が私のそばを通りかかりました。

カートに乗せられている弟がつまらなそうだと気づいたお兄ちゃん、弟の耳元でジャガリコのお菓子の入れ物を振り、シャカシャカと鳴る音を聞かせてあげていました。お兄ちゃんは低学年くらいの背格好、弟はすぐにご機嫌に。

微笑ましい光景に、普段から弟のお世話を進んでやっているんだろうと想像がつきました。

注意するのは簡単、でも、相手の言動を変えさせる働きかけは容易なことではありません。

このお兄ちゃんは弟のつまらない状況を変えることに成功していました。怒るでなく、注意するでなく、無視するでなく、手元にあるものを上手に使おうと考えていたところがすごいなと感心しました。お兄ちゃんの機転、さすがでした。

もう一つ、子どもたちの言動が手に負えないとき、その場を離れることも優れた選択です。わが家は少しの間、買い物に行かないことを選びました。

また、「〇〇を探してね」と買い物の手伝いをさせることもできそうです。

どれが正しいかではなく、このように日々のやり取りの中で子どもたちは育てられています。ママがその場でひとことも言っていないことも含めて。

パパのがんばりに、お兄ちゃんのがんばりに気づいて、ママがひとこと言ってあげていたらと、2組の親子の姿を遠い目で見つめてしまいました。

パパ、ママ、ご自身の子育てのやり方にアンガーマネジメントを取り入れてみませんか。きっともっと子育ての醍醐味を味わえることでしょう。

ちょっとポケットに入るサイズの情報、
「子育てポケットノート」。

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最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

一般社団法人日本アンガーマネジメント協会
アンガーマネジメントコンサルタント™
国立大学法人宮城教育大学教育学部非常勤講師
元宮城県公立小学校教員
Edu Support Office
代表　川上淳子

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