こんにちは。
Edu Support Office　川上淳子です。
今日の子育てポケットノートは、「長女の洞察力と自己肯定感」。

ちょっとポケットに入るサイズの情報。
＊　＊　＊　＊　＊

おしゃまな長女、5歳の出席ノートの記録。

「ママハ　〇〇チャンノコト、ダイジニ　シテルデショ」〇〇は長女の名前。

＊＊＊

「5歳なのに、こんなふうに親の子どもに対する気持ちに気づいているってすごい。」

と長女の洞察力に感心します。

では、なぜ長女が「母親が自分を大事にしている」と感じたのか。

「大事にしている」と言いながら育てていたわけではありません。日々のやり取りから、結果として、長女が「大事にされている」と感じ、自己肯定感が培われていたのではないかと思います。

実は、この自己肯定感。。

日本の教育の中で問題となっています。他国に比べて著しく子どもたちの自己肯定感が低いからです。

「高校生の生活と意識に関する調査」（国立青少年教育振興機構2015年）という資料の中で自己肯定感に関して報告されています。

高校生への「自分はダメな人間だと思うことがあるか」の質問を行い、「とてもそう思う」「まあそう思う」「あまりそう思わない」「まったくそう思わない」の4択を提示しています。

そのうち、「とてもそう思う」「まあそう思う」と自己肯定が低いと判断される選択肢の回答は下記のとおり。（　）は「とてもそう思う」の数値。

日本：７２．５％（２５．５％）
米国：４５．１％（１４．２％）
中国：５６．４％（１３．２％）
韓国：３５．２％（５．０％）

日本では調査対象のうち、4分の1の高校生が「ダメな人間だと思うことがある」という結果。そして、7割近くが自分を肯定的に捉えることができていないのです。

これでは、勉強への意欲や、学校生活への覇気も乏しくなります。

児童虐待、不登校やいじめ、暴力行為、子どもたちが生きていくことが苦しい状況が散見されています。

この状況を変えていくには親御さんや先生方、大人の働きかけが欠かせません。

皆さまは子どもたち自身が自信をもてる働きかけ、どのように行っていますか。

誰かがやってくれることではありません。

気づいた人から、まず、プラスのことばかけ、せめて、ダメ出しのことばは使わないことを心がけてみましょう。

自分の発したことばや行動が「自分にとっても周りの人にとっても、長期的に見ても健康的か」を考えてみましょう。

アンガーマネジメントで大事にしている問いかけです。

子どもたちは小さくとも全身で親の言動を観察し、洞察し、自己肯定感を培っているのです。逆に、子どもたちの言動を否定されていたらと考えてみましょう。

ちょっとポケットに入るサイズの情報、
「子育てポケットノート」。

←9月1日からお申込開始。
11月2日仙台でのイベントです。

最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

一般社団法人日本アンガーマネジメント協会
アンガーマネジメントコンサルタント™
国立大学法人宮城教育大学教育学部非常勤講師
元宮城県公立小学校教員
Edu Support Office
代表　川上淳子

＃仙台　カウンセリング
＃企業研修　ハラスメント防止、メンタルヘルス

公開講座申込URL
https://ws.formzu.net/fgen/S75365531