こんにちは。
Edu Support Office　川上淳子です。

今日の「junblo⁺ちょっと読んでみて」は、「ハラスメント規制法施行前のアンケート結果➂」。

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2019年9月12日、所属しております一般社団法人日本アンガーマネジメント協会が2020年4月のハラスメント規制法の施行を前に、全国420人を対象として”怒りとパワハラの関係性”の調査結果を発表しました。（タイトルの「規正法」は原文のまま）
HP内、プレスリリース
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https://www.angermanagement.co.jp/press_release/pr20190912?fbclid=IwAR33LmTKRSevD_TKW0KCpTwIUTygQRrztBcQU0g7Vl3a-6i39pD5xfI9flI

シリーズ第3弾、今日は「職場のパワハラを無くすことはできると思いますか？」（単一回答）の質問の結果について考えます。

「思わない」　71.4％
「思う」　28.6％

結果報告に年代別が記載されていませんが、特に、20代は80％以上が「思わない」、50代・60代は60％に留まっているそうです。「若年層と高齢者のパワハラに対する捉え方に大きな乖離があることが判明した」と報告されています。

また、「パワハラを無くすことができると思わない」理由は、次のとおり。

「人は感情のコントロールが苦手だから」　52.3％
「パワハラを受けてきた人が上司に多く、それが連鎖しているから」　36.7％
「パワハラはある程度は仕方がないものと思っている人が多いから」　23.3％
「その他」　14.7％
「誰に相談してよいのかわからないから」　12.3％

アンガーマネジメントは感情、とりわけ、怒りの感情はコントロールできると考えています。怒りのしくみや性質がわかり、対処法がわかり、怒りにくくなる体質改善を行うアンガーマネジメントのメソッドを学ぶことにより、怒りをコントロールすることができます。

こうしたことからも、この3つ目の調査結果の最後に、「怒りの感情をコントロールする”アンガーマネジメント”によって、パワハラを抑制できる可能性があることが証明されました」と結論付けられています。

怒りの感情は壊すのが得意、けれども、築き上げていくのも得意なのです。怒りをエネルギーに自分の人生を築き上げていくのか、それとも、怒りに振り回されて人生を生きていくのか、選ぶのは自分自身です。

仕事をする時間は取りも直さず、私たちの人生の時間です。怒りの感情をコントロールできる人が一人また一人と増えていくことによって、職場のハラスメントは無くしていくことができるのです。

その一人として歩み出しませんか。

職場のハラスメントで悩んでいる方、怒りを受けやすい職場の方に、ぜひアンガーマネジメント、お薦めしたいです。

なお、「職場のいじめ・嫌がらせ問題に関する円卓会議」の「職場のパワーハラスメントの予防・解決に向けた提言」（平成24年3月）において、6類型がパワハラの典型として整理されています。

１．身体的な攻撃
２．精神的な攻撃
３．人間関係からの切り離し
４．過大な要求
５．過小な要求
６．個の侵害

まず、このような言葉を知っていることから、ハラスメント予防が始まるのではないかと思います。

今回はアンケート結果について3回でお伝えしました。

2020年4月、法律の施行でどのように職場が改善されていくのでしょうか。その推移を見守りたいと思います。

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11月2日仙台でのイベントです。

最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

一般社団法人日本アンガーマネジメント協会
アンガーマネジメントコンサルタント™
国立大学法人宮城教育大学教育学部非常勤講師
元宮城県公立小学校教員
Edu Support Office
代表　川上淳子

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