こんにちは。
Edu Support Office　川上淳子です。
今日の子育てポケットノートは、「絶対的信頼感は、いつ培われる？」。

ちょっとポケットに入るサイズの情報。
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8月20日、朝日新聞の見出し。

◆いじめ　闘わなくていい
◆産後すぐの言葉かけ　励みに　
◆焦らずに本当にしたいこと追って　不登校新聞編集長
◆ひきこもり　俳優の夢あるけど不安に
◆あおり運転、身を守るには

子どもたちを巡る話題には事欠きません。大人になってからも諸問題山積です。子どもたちが育つまで、艱難辛苦、大変なことが待ち構えています。

しかし、歩く道にある石をすべてよけてあげることはできません。

諸問題解決の手立てには「絶対的な信頼感」が必要です。誰かとの、何かとの比較ではなく、存在そのものを肯定的に受け止めてもらえる、そんな信頼感。それはいつ培われるのでしょうか。

その答えは人によって違うのかもしれませんが、私の考えに近いものを紙面に見つけました。

「産後すぐの言葉かけ　励みに」の記事です。

アメリカ　ノースカロライナ州　ダラム郡での「家庭訪問プログラム」を紹介していました。1家庭へのプログラムは約500ドルの費用。「このプログラムに費用を1ドルかけるごとに、小児救急医療費が3ドル下がるとの研究成果がある」そうです。

「産後12週までに看護師が3回訪問し、リスクを見極める」プログラム。

「ひとたび虐待が起きた時の対応コストは、1件あたり年11万4千ドルに上るという。」予防の方が費用対効果が明らかに高いのです。

そして、産後間もない時期はマタニティブルーに代表される心身共に不安定になりやすい時期です。親、特に、母親が健全な心身の状態でいることが何よりも子どもたちの心身の健やかな成長に資することがわかります。サポートする父親へのケアも大事です。

新生児を胸にしたとき、無条件に、丸ごと、私たちは子どもの存在を受け止めました。

そして、ことばがわからなくてもことばをかけ、「いい子だね」と言い続けました。優しく頭をなで、何度も何度も顔を見てほほ笑み、「絶対的信頼感」を培っていたのです。

そう、新生児のときなのです。

小さいときに手をかけてあげる、ことばをかけてあげる、何もわからない状態であっても、子どもたちは親の愛情を肌で感じ取ります。

周囲と比べて相対的に得られる信頼ではなく、絶対的に信じているという強い信念。それを与えられた子どもたちは逆境にもめげずに育っていくことでしょう。

ただし、「たぶん」です。

そう信じて、育てていくしかありません。

パパ、ママ、お子さんの寝顔を見ながら「いい子ね」「がんばったね」と何気なくかけていたことばは、とっても意味のあることなのです。どうぞお時間があるときはそっと語りかけてみてくださいね。

私も子どもが寝入って10分のまどろんでいる時間、小学校低学年まで毎日のように、ことばをかけていたんですよ。

ちょっとポケットに入るサイズの情報、
「子育てポケットノート」。

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11月2日仙台でのイベントです。

最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

一般社団法人日本アンガーマネジメント協会
アンガーマネジメントコンサルタント™
国立大学法人宮城教育大学教育学部非常勤講師
元宮城県公立小学校教員
Edu Support Office
代表　川上淳子

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