2019.08.12子育てポケットノート
子育てポケットノートVol.60~思春期の子どもたちにはお手上げなのか?~
こんにちは。
Edu Support Office 川上淳子です。
今日の子育てポケットノートは、「思春期の子どもたちにはお手上げなのか?」。
ちょっとポケットに入るサイズの情報。
* * * * *
中高校生の保護者の方、小学生の保護者の方の中にも、子どもたちに困った状況が起きると、このようなことを口にされます。
「反抗期だから。。」
反抗期だから、不愛想だったり、不機嫌だったり、ちょっとした出来事にキレたり、モノにあたったり、豪言を吐いたり、そういった言動をとるのかもしれません。
しかし、反抗期であることと、それに保護者がどう接するかは、別の問題ではないかと思います。
「反抗期だから、何もなしえないのか?」
「思春期の子どもたちにはお手上げなのか?」
答えはNOです。
8月11日、アンガーマネジメントティーンインストラクター(略して、「TI」)養成講座を開講しました。この講座に答えがあります。
写真:水色のカードの缶バッチが「TIT」(アンガーマネジメントティーンインストラクタートレーナー)の資格バッチ。この資格で講座を開講しています。
思春期だからこそ、自分の怒りの感情にどう向き合うのか、どんな力をつけさせていくのかを考えていく必要があります。そのときに、経験則で行っていては上手くいかないことが多いのではないかと思います。それこそお手上げ状態に陥ります。
この講座では12歳から18歳の子どもたちに「アンガーマネジメントゲームfor teen」(写真:茶色の箱)を使い、「アンガーマネジメントティーン講座」を開催できる資格をお取りいただけます。子どもたちと関わるお仕事をされている方々に取得していただきたい資格です。
現在のお仕事に活かしていこうとご受講された皆さまだからこそたどり着いたご感想をご紹介いたしましょう。わずか3時間の間に大きな変化が生まれていることがとても嬉しいです。
【ご感想】
〇常に怒りを中心にしていたのですが、受け止めて、相手の気持ちを豊かにできるものであることを改めて感じました。ぜひ子どもたちにも素敵な時間を作ってあげられたらと思いました。ありがとうございました。
〇怒りのレベルを温度で表し、客観的に考えることやそれを解決していく方法があることを知りました。気軽に取り組める内容なので、ひとりでも多くの子どもたちがアンガーマネジメントの方法を身につけて穏やかに過ごすことができるようになるといいなと思いました。
「反抗期だから、適切な方法で接していく」
「反抗期だからこそ、適切な自己表現の方法を知らせていく」
それが大切です。
保護者が諦めてしまっては、子どもたちはこれまでどおり怒りにまみれたまま。相手に暴力を振るう、暴言をぶつける、モノを壊すことから脱却できずに、大事な青春の時間を曇らせてしまいます。
新しい道を子どもたちに示してあげませんか。
一般社団法人日本アンガーマネジメント協会のアンガーマネジメントティーンインストラクター養成講座は怒りへの対処法をゲームを用いて、思春期の子どもたちが話し合いながら身に付けていけるプログラムです。
「怒り」の感情は壊すのが得意です。感情的に怒ったことで人間関係を壊す、仕事をなくすことは最近の事件を見ていても明らかですね。
けれども、実は、「怒り」の感情は築き上げていくのも得意。ノーベル賞を取られた中村修二先生は「自分の研究の原動力は怒りだった」とおっしゃっています。怒りを生かして成功を収めている事例は数限りなくあります。
子どもたちにも怒りにまみれるのではなく、「エネルギー」になるという怒りの性質を知って、パワーにする力をつけてほしいのです。そのためにも大人の方の学びが必要です。
アンガーマネジメントティーンインストラクター養成講座などの資格取得講座は参加しやすい祝日、あるいは祝日の休日に開講しています。
公開講座申込URL、講座日程も確認できます。9月分はこれから掲載を依頼するため、しばらくお待ちくださいませ。
⇂ ⇂ ⇂
https://ws.formzu.net/fgen/S75365531
ちょっとポケットに入るサイズの情報、
「子育てポケットノート」。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
一般社団法人日本アンガーマネジメント協会
アンガーマネジメントコンサルタント™
国立大学法人宮城教育大学教育学部非常勤講師
元宮城県公立小学校教員
Edu Support Office
代表 川上淳子
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