こんにちは。
Edu Support Office　川上淳子です。
今日の子育てポケットノートは、「初めてを笑わない」。

ちょっとポケットに入るサイズの情報。
＊　＊　＊　＊　＊

長男、4歳の終わり頃、夜、布団に入ってから、「初クイズ」をおもむろに発表。

「デハ、モンダイデ～ス。

１バン、ホントウノ　１バン。
２バン、ホントウノ　２バン。
３バン、ホントウノ　３バン。
４バン、ホントウノ　４バン。
５バン、ホントウノ　５バン。

サア～テ、ド～レダ～。」

私、「3番」。ここで「えっ」とか、「違うんじゃない」とか言わなかったのは、私自身が天然とかトンチンカンとか言われていたので、全く気になりませんでした。

長男、「アッタリー！！」

私、「よかった～～。」（なんで当たりなのか？とは聞きませんでした。）

初めてのクイズだもの、クイズのテーマが何で、選択肢の文章をどう表すかなんて、全く分かっていません。

でも、いいんです。言葉が遅いかもと心配していた長男が一生懸命作ったクイズ。横顔を見ると、得意気に、にこにこ笑っていました。

2019年、２つの興味深い会見がありました。

イチローの引退会見、「メジャーに行くと言ったとき、笑われました。」彼は挑戦を口にするたびに何度も笑われていたそうです。

五郎丸の会見、「何で笑うんですか。」（2019年秋ラグビー世界大会開催発表の最後の場面でした。）

その様子を拝見しながら、この長男の初クイズを思い出し、胸がきゅんとしました。

人は自分の想定を超えたことばを聞いたとき、言った人のことを荒唐無けいとか、バカだとか、あり得ないとか言って嘲笑します。。。

しかし、笑われても努力し続けた人が頂点に立つことができます。イチローしかり、五郎丸しかり。

偉人と呼ばれた人は常識を超え、人類の力を推進させています。想定内であれば、その時期の文化を超えることはできません。ですから、笑われるというのは現在の想定を超えていることを示しているのです。笑っている人が絶対に到達できない先に、時代を動かす人々は立っています。

保護者となり、教師となり、子どもたちに接する人には、自分の想定外を認める寛容さが必要です。

初めてを笑わない。

未来を築く子どもの意欲を削いではいけません。それは私たち親は、教師は「子どもたちの初めて」に何度も何度も出合う立場だからです。子どもたちの拙いことばや行動に隠された思いに気づける存在でありたいですね。

今、思い出しても、やっぱり胸がきゅんとします。長男に、とっても大事なことを教えられていたと、つくづく思います。

ちょっとポケットに入るサイズの情報、
「子育てポケットノート」。

最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

一般社団法人日本アンガーマネジメント協会
アンガーマネジメントコンサルタント™
Edu Support Office
代表　川上淳子
＃仙台　カウンセリング
＃企業研修
＃出張講座＃「ご予約・お問い合わせ」　＃宮城講座＃「ご予約」
公開講座申込URL、講座日程も確認できます。
⇂　⇂　⇂
https://ws.formzu.net/fgen/S75365531