2019.07.22子育てポケットノート
子育てポケットノートVol.42~ママハ ボクガ シンデモ イイノ?~
こんにちは。
Edu Support Office 川上淳子です。
今日の子育てポケットノートは、「ママハ ボクガ シンデモ イイノ?」。
ちょっとポケットに入るサイズの情報。
* * * * *
長男は何度も中耳炎にかかり、高熱を繰り返していました。当時は居住地付近に耳鼻科がなく、仙台市の東部にある病院に通っていました。待ち時間数時間以上、病院で一日を終えてしまうことがしばしばでした。耳の痛みの思い出があるせいか、長男は耳かす取りを嫌がっていました。
就学前、私が長男に対して課題だとして記録していたのは、「朝のしたくを自分ですること」、「母親に耳かす取りをさせること」。
ここに全体重をかけ、ずいぶん悩んでいたようですが、今となっては耳かす取りは笑いごとです。
「ママハ ボクガ シンデモ イイノ?」。
私が耳かすを取ろうとしたときの叫び、長男、死に物狂い、必死。出席ノートには危機的な状況が表現されていました。
SOS!!
そう、SOSと言えば、「SOSの出し方に関する教育」。
平成30年(2018年)8月31日、文部科学省初等中等教育局児童生徒課、厚生労働省社会・援護局総務課自作対策推進室の連名で、「児童生徒の自殺予防に向けた困難な事態、強い心理的負担を受けた場合における対処の仕方を身に付ける等のための教育の教材例について」、各都道府県教育委員会等へ事務連絡を行っています。
その中で「一人でなやんでいるあなたへ SOSを出していいんだよ!」の資料を提示しています。
昨年、研修会に伺うと、すでにこの研修を受けた先生方もいました。このように文部科学省は喫緊の課題へ迅速に取り組んでいましたが、残念なことに自殺がゼロになっていません。。
さて、長男がこう叫んだことを私は長男のエピソードとしてのん気に記録しただけでしたが、自分の命を守る点から考えると「自分でSOSを出していた」、「重要な行動ができていた」ともっと高く評価してよい出来事でした。
自分の命を守ろうとする訴えは、その後の成長の礎になっていく重要な経験だったと思います。
皆さまは、お子さんから命の危機を訴えられたことがありますか。私のように軽く扱ってはいませんでしたか。
ちょっとポケットに入るサイズの情報、
「子育てポケットノート」。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
一般社団法人日本アンガーマネジメント協会
アンガーマネジメントコンサルタント™
Edu Support Office
代表 川上淳子
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