2025.04.03子育てポケットノート

子育てポケットノートVol.413～乗り越える力～

こんにちは。

Edu Support Office　川上淳子です。

Photo_庭のクリスマスローズ

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3月28日、自殺者に関するニュースを聞き、元のデータを調べてみました。

厚生労働省「自殺の統計：各年の状況」_令和6年中における自殺の状況参考のデータはコチラ☞001386267.xlsx

小学生から大学生、専修学校、予備校までの学生の自殺者数は1,072名、うち男性589名、女子483名。

その中でも、小学生15名、中学生163名という報告に言葉を失いました。生まれて10数年にも満たない子どもたち。。

動機は家庭、健康、経済、交際、学校などの問題によるもの。学校問題は学業不振、進路、入試、学友との不和、いじめ、教師との関係など、多岐に及んでいました。

こうした事実を前にして、発言することは憚られます。

しかし、ひとこと。。生きていく中で問題や挫折に出あうことはたびたびあります。その都度、落ち込んだり、消えてしまいたいと思ったりしまっては本当にもったいないことです。

それではどうすればよいのか。

普段から自分の感情に気づき、マイナスの感情をためないトレーニングを重ねていくことです。

私は双子として生まれ、父の仕事の関係で小学校・中学校の9年間で9回転校。どこに行っても「双子！」とあからさまに言われ、方言が話せないことなどで、ずいぶん嫌な思いをさせられてきました。

その都度、心が折れていたら命が何十個あっても足りなかったことでしょう。

聞こえても聞こえないふりをしたり、仲良くしすぎないようにしたり、知らず知らずのうちに相手の感情に巻き込まれないようにしていたものの、それがストレスになることもありました。

50代の最終盤にアンガーマネジメントを学び、それらの行動にどのような意味があるのかがわかり、胸がすく思いでした。

過去の時間は取り戻せませんが、怒りの感情についての知識があればもっと若いうちから、もっと簡単に、ストレスも抱えずに生きていけたのにと残念に思います。

アンガーマネジメントはとっさの怒りへの対処もできますが、普段から怒りにくい体質へと改善できるようになります。

さまざまな出来事を乗り越えて生きていくためにぜひ知ってもらいたい考え方です。

超少子高齢化の今、たった一人の命も失ってはなりません。そのためにも子育て中のパパママにも学んでいただきたい考え方です。

＊

多くの花が下を向いて咲く、クリスマスローズの中に、きりっと上を見上げて咲く一輪。

こんなふうに周囲に惑わされない生き方を選び取ってほしいと切に切に願いました。

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Edu Support Office

元国立大学法人宮城教育大学教育学部非常勤講師
元宮城県公立小学校教員

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