2025.01.24子育てポケットノート
子育てポケットノートVol.406~かすかに光る何かを~
こんにちは。
Edu Support Office 川上淳子です。
Photo by Pixabay
* * * * *
何気なくFacebookを見ていたところ、金澤翔子さんの情報が回ってきました。「アトリエ翔子」という建物の 1階が喫茶店となっていて、1月11日に 2階に画廊がオープンしたそうです。とっても素敵です。
検索したところ、ホームページが開設されていました。素晴らしい作品や喫茶店や画廊の様子も紹介されています。ぜひご高覧くださいませ☞金澤翔子ホームページ
金澤翔子さんはダウン症の天才書家として高名な方です。
以前ドキュメンタリーを視聴し、彼女が歩んだ道のりが多くの方の指標となると思っていました。同じく書家の母親の指導は厳しく、翔子さんは泣きながら書の道を究めていきました。
教員だった私にとってその母の姿こそ教育の神髄ではないかと思っていました。
お子さんには幼さゆえにまだ気づいていない才能、これから開発されていく才能があります。そのときどきに子どもの才能に気づき、引き出していくことこそ親や教師の仕事です。
できないマイナスを数えるのではなく、かすかに光る何かを見出せるように。
作家大江健三郎氏の長男大江光さんは音楽の道に進みました。ある日、散歩をしていたときに鳥の鳴き声を聞き分けている様子を見て、大江氏はピアノの先生をつけたそうです。
全盲でありながら辻井伸行さんは世界的なピアニストに。母親が歌う「おもちゃのチャチャチャ」に即興でおもちゃのピアノを弾く様子がTVで紹介されていました。
それぞれ親だからこそ見抜けた才能の片鱗でした。それを伸ばしていく根気のよさが親御さんにあります。
ダメなところに目が向きやすいものですが、ダメを指摘したところで子どもたちの心に育つものはないでしょう。
できていることは何か。
できている、その先に挑んでいくには周囲の励ましや働きかけが欠かせません。翔子さん、光さん、伸行さんを育てた親御さんの後に多くの方が続いていきますように。
子どもたちはそんな大人の手助けを待っているのです。障害をもつお子さんも、健常と言われているお子さんも。。
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Edu Support Office
川上 淳子 | 【公式】日本アンガーマネジメント協会 (angermanagement.co.jp)
元国立大学法人宮城教育大学教育学部非常勤講師
元宮城県公立小学校教員
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