2024.03.15子育てポケットノート
子育てポケットノートVol.365~言葉にする力を~
こんにちは。
Edu Support Office 川上淳子です。
Photo by Pixabay
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ある新聞記事を読んで考えさせられました。
「再び登校 平気な様子に見えたが」朝日新聞 2024.3.5
記事の詳細はご紹介できませんが、不登校に悩んでいた方が自殺未遂に終わるまでの顛末。小6でのいじめ、不登校、大学4年生での自殺未遂。。
何とも悲しい出来事が続いていたことに驚きましたが、記事を読み進むうちに子どもを支援する仕事に就いていることに安堵しました。
実は、この学生が辿った道のりに解決の糸口があるのではないかと思いました。以下記事より引用===
自分の気持ちを話すと家族の幸せな雰囲気を壊してしまう―そう思うと(中略)話せなかったというのだ。===ここまで引用
「Aをすると、Bとなりそう」というのは本人の思い込み、それまでの経験から自動的に思考しています。こうしたことは不毛なコアビリーフといって自分を苦しめることに繋がってしまうのです。
思い込みの渦の中でもがくことは本当にもったいないことです。勇気を出して相手に話すことが大事です。
けれでも、その回数が少ないと話すハードルは高くなります。
子どもたちと関わる教師、保護者はちょっとしたときにちょっと話せるような配慮が必要です。小まめなコミュニケーションを意識していきたいものです。
子どもが何か話をしたいとそばに寄って来たときに、
「挨拶をしてから」とか、
「目上の人にはその言葉遣いはあり得ない」とか、
「『その言い方はわからないから』と言い直しを求める」とか、
そのようなことはNGだと思います。どうしてかと言いますとこうした言動は相手を受け入れようとしない姿勢の表れだからです。
相手との会話が少ないなと感じたときは自分の接し方を振り返ってみることをお勧めします。
そして、子どもたちが言葉にする力をつけられるように導いてほしいと思います。
我慢しきれなくなると命を絶つという短絡的な傾向を防いでいくためにも子どもたちに関わる方の存在は大きいのです。
皆さまは子育ての中で言葉が足りなかったなと感じたことがありますでしょうか。
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Edu Support Office
川上 淳子 | 【公式】日本アンガーマネジメント協会 (angermanagement.co.jp)
元国立大学法人宮城教育大学教育学部非常勤講師
元宮城県公立小学校教員
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