2024.01.19子育てポケットノート
子育てポケットノートVol.354~タイミング~
こんにちは。
Edu Support Office 川上淳子です。
Photo by Pixabay
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1月15日、近くのスーパーへ。
毎週夫が買い物をしてくれるのですが、調味料がなくなっていたり、地震への備えとして缶詰類も少なくなったりしていたので久しぶりに出かけました。
すると、小学校3年生ぐらいの男の子が、
「もう5,000円になってるよ」
と言いながら、カートを押して来るところに出会いました。見ると、おばあちゃんに話しかけていたのでした。
会計の概算ができているってすごい!
おばあちゃんに買いすぎないよう注意をしているのもすごい!
おばあちゃんと外出するのも偉いなあ!
感心することばかりでした。。
ところが、おばあちゃんからひと言も言葉がなかったのです。
他人の私が祖母のレスポンスのなさに腹立てる必要はありません。そこで相手の状況を考えてみる「3コラムテクニック」で自分の意味づけを変えてみました。
おばあちゃんはお孫さんの声が聞こえなかったかもしれない。
買い物に夢中になっていてそれどころではなかったかもしれない。
体調が優れなかったのかもしれない。
こんなふうに考えることができました。
それでも、お孫さんを褒める絶好のタイミングだったのにと、ちょっぴり残念な気持ちにもなりました。
最近、子どもを褒めて自己肯定感を育むということがしきりに言われています。とても大事なことです。
そのチャンスがこんな日常的な場面に隠れているということをまざまざと見せてもらいました。褒めるというのは膝を突き合わせて神妙な状態で行うものではありません。
子どもたちの言動を見聞きした、そのときにその場で何がどんなふうによいのかに気付いて言語化することです。
優しい、なかよく、思いやりなど抽象的な言葉ほど、その場で言葉に表して伝えることなのです。
そう考えてみると、子どもたちを育てるチャンスは至るところにありそうです。
皆さまはタイミングよくお子さんやお孫さんに声をかけたことがありますでしょうか。
どのようにお声をかけましたか。
笑顔を返してくれた、その後のかかわりがよくなったなどが効果を判断するめやすになります。
子どもたちと関わる立場の人が言葉かけを磨いていけると思います。ぜひチャレンジしてみてくださいね。
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Edu Support Office
川上 淳子 | 【公式】日本アンガーマネジメント協会 (angermanagement.co.jp)
元国立大学法人宮城教育大学教育学部非常勤講師
元宮城県公立小学校教員
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