2023.03.02子育てポケットノート
子育てポケットノートvol.304~転んだ子への対応~
こんにちは。
Edu Support Office 川上淳子です。
Photo by Pixabay
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2月27日、イオン新利府へ。
用事を済ませて出口に向かっていたとき、子どもの泣き声が聞こえてきました。
1歳前後の男の子がつるつるの床ですべり、ちょうど床につっぷした状態でした。お母さんがすぐに駆け寄り、体の状況を調べていました。幸いなことに顔も頭も床にぶつけていませんでした。
近くにおばあちゃんがいたものの、立ったままで様子を見ていました。さすがに貫禄がありました。
お二人に共通していたのは冷静さ。
大げさに声を上げたり、いさめたり、ため息をついたりしていませんでした。なかなか上手な接し方だなと感心しました。
子どもはよく転びます。
そのとき、どう対応するのかで子どもたちの育ちに少なからぬ影響があります。
「なんで転んだの?」
「だからママが言ってたでしょ。走っちゃだめだって。」
「もうどんくさいんだから、誰に似たんだか。」
こんなふうに言われたら、小さくて言葉が理解できていなくても、自分のことを悪く言われている、転んだことで能力が低いと言われている、きっとパパのせいにしようとしている。。
言外にある悪意を感じ取ることでしょう。
実は、子どもたちはこうした極めて日常的な出来事をとおして、言語を習得し、価値観を形成していきます。急に言葉を獲得しているのではないのです。
転んだあの子、これからどう育っていくのでしょうか。
ママはすぐに駆け寄って来てくれた。おばあちゃんは転んだことや、そばで転倒を防げなかったママのことを責めなかった。
ママとおばあちゃんの冷静な言動から多くのことを察していたのではないかと通りすがりのおばちゃんは思ったのでした。
出かけると遭遇する子育ての一コマ、今回も学ばせていただきました。
皆さまはお子さん、お孫さんが転んだとき、どのような対処をなさいますか。
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Edu Support Office
川上 淳子 | 【公式】日本アンガーマネジメント協会 (angermanagement.co.jp)
元国立大学法人宮城教育大学教育学部非常勤講師
元宮城県公立小学校教員
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