2023.01.18子育てポケットノート
子育てポケットノートvol.295~育てておきたい力は~
こんにちは。
Edu Support Office 川上淳子です。
Photo by Pixabay
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先週1月14日・15日、大学入学共通テストが実施されました。
教員時代は毎年国語や社会などは新聞紙掲載の問題を解答していたものの、「これを時間内で」と言われたら、もうお手上げ。正確さと速さ、要領のよさなども必要です。共通一次試験開始されたのは30年前、それ以前の大学受検でよかった。。
「大学入試は大海を泳ぐようなもの」
と、長男の高校時代に進路担当の先生から説明を受けていました。
それでは18歳の子どもたちがこうした難しく長時間の試験にトライするために、幼少期に育てておきたい力は何でしょうか。以下、私見です。
まずは健康、次に記憶、最後に読書。
記憶力をつけるというと丸暗記と揶揄されますが、見聞きしたことを覚えられる力は大事です。情報の層が厚くなっているからこそ、独創性とか創造性が開花していきます。いつもゼロから始まったのでは学習の時間は途方もなく膨大になります。
記録力をつけるためにどうしたらよいのか。
それは覚える遊びを数多くさせることです。
わが子には小さい頃から神経衰弱に取り組ませていました。そのかいあってか、一度見聞きしたことを忘れず、学習面での心配は少なくて済みました。
好きなもの、乗り物でも動物でも植物でもよいので知りたい情報にとことん触れさせることが大事です。
「うちの子、図鑑ばっかり見ていて、本を読まないんです。」
と、教員時代、保護者の方からたびたび言われていました。読書=文学という思い込みをおもちでした。
しかし、科学の分野も文化や文明を動かす知見。分類せずに受け止めてほしいと思ったのですが、意外とこの壁は厚くて納得いただくことが難しかったです。
「ああ、そうなんですね。」
と、本日の記事を受け止めた方からお子さんに挑戦させてみてくださいね。その成果は10数年後、大学入試を受けられるかどうかで判明することになります。くれぐれもご自身の経験則で判断せずにお子さんと関わってほしいと思います。
さて、ここまで大学進学を念頭にした話になりましたが、どの職業を選んでも健康、記憶、読書の経験は人生の幅を広げていきます。多くの選択肢から子どもが自らの道を選び取れるよう配慮していきたいものです。
皆さまのお子さんが人生の選択をするまであと何年ありますか。それまでに親御さんとしてできることは何でしょうか。具体的に考えてみてくださいね。
新入学まで2カ月余り、「教員が取り組んでほしい入学準備の話」を綴ってみようかなと思っています。
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Edu Support Office
川上 淳子 | 【公式】日本アンガーマネジメント協会 (angermanagement.co.jp)
元国立大学法人宮城教育大学教育学部非常勤講師
元宮城県公立小学校教員
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