2022.08.17子育てポケットノート
子育てポケットノートvol.276~お姉ちゃんの孤独~
こんにちは。
Edu Support Office 川上淳子です。
Photo by pixabay
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先日、スーパーでの出来事。
私の前の方が会計中でした。お母さんと、その後ろに乳児用チェア付きのカートに10か月ぐらいの男の子と、そばに4歳ぐらいのお姉ちゃんがいました。(年齢は行動等から導き出した推測です。)
お姉ちゃん、カート下の横棒あたりに足をかけ、カタカタと音を立てていました。(アブナイ。。)
お母さんはこの音に対して危険を感じないのかと思って見ましたら、レジの打ち間違いをチェックしていたのか、子どもたちに背を向けてレジのディスプレイを凝視。。
ええ、今それに集中すべきですかと思わず言いそうになるぐらいガン見。しかもお姉ちゃんが立てるカタカタがガタガタと大きくなり、鳴り止みません。
案の定、体重をかけすぎて、カートが一瞬ぐらつく。。弟の体が斜めになるほどでした。転倒したらとぞっとしました。
「アブナイ」と小さく叫んだ私。その声に振り返ったお母さん。「やめなさい」とひとこと。。ああ、惜しいな、せっかくのチャンスだったのに。
皆さまはこのような場面で何をお考えになりますか。
私はお姉ちゃんの孤独を感じました。弟が生まれると上の子はお姉ちゃんだからとかまってもらえないことがどうしたって増えてきます。「私の方を見て、ママ」と言っているようでした。それに母、気付かず。
では、どういう対応ができたのでしょうか。
答えを出すためのヒントはガタガタさせたくなるお姉ちゃんの行動の裏には何があるのかに気付くことです。私は孤独、寂しさだと思いました。
お姉ちゃんの行動を否定しておしまいでは、また同じことをし、同じようにダメ出しをされて、また同じことをするというマイナスのスパイラルが延々と続いていきます。
ダメ出しや注意ではなく、お母さんがお姉ちゃんに対してできることはいくつもあります。
お姉ちゃんと一緒にできることとして、手を握る、一緒にレジの様子を見せる、弟の様子をお姉ちゃんに聞いて伝えさせることができそうです。また、事前に準備しておくこととして、弟と遊べるよう手遊びを教えて遊んでもらう、弟の好きなおもちゃを持参して遊んでもらうなどもできそうです。
このように対処できる方法はいくつも見つかります。
私も三姉妹の長女ですので、幼いころ、親の下の子への対処で差を感じて悔しかったり寂しかったりしたことがありました。
皆さまはお子さんへの接し方で悩むことはありませんか。そのとき、どのような対処を取られましたか。それは唯一の方法でしたか。もっとできることがありませんでしたか。
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Edu Support Office 代表 川上淳子
☞一般社団法人日本アンガ―マネジメント協会認定アンガーマネジメントコンサルタント®
元国立大学法人宮城教育大学教育学部非常勤講師
元宮城県公立小学校教員
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