2022.06.07子育てポケットノート
子育てポケットノートvol.266~支えは必要か不要か~
こんにちは。
Edu Support Office 川上淳子です。
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6月初めの冷たい雨。
降雨の前後に北からまっすぐに吹いて来た冷たい風。
容赦ない天候に庭のシャクヤクがあっという間に花びらを落とし始めました。
中には満開の手間で茶色の斑点が出てしまったものもあります。
今年は一株に7本の支柱を施し、大輪の花が咲いても困らないように備えていました。
先日訪れたシャクヤク園では支柱なしで、すっくと茎が伸びていました。
支えが必要なのか、それとも不要なのか。
どちらが正解なのかと、ふと思いました。
支柱のおかげで冷たい雨に花を地面に垂らさずに済み、花が散るのを遅らせることができました。
しかし、もしかしたら支柱のせいで茎が太くなることを止め、しなやかさも強度も落ちていたかもしれません。
それでは、子育ての場面ではどうでしょうか。
支え過ぎれば過保護や過干渉、支えずにいれば育児放棄となり、親の接し方はもろ刃となります。
教師は親子間のやり取りのすべてを見ることができません。具体的な場面で何をどう指導するのかはひとえに親御さんに任されています。それを他人、まして教師が正解、間違いと断ずることはできません。
だからこそ自分以外の考え方、知識を得ていくことが重要です。
書籍やテレビのメディア、今ではネットでもさまざまな情報を得ることができます。また、学校によって異なりますが、年4回開催される学級懇談会で担任の話を聞くことも役立ちます。第三者の視点を加えてみることによって、子どもへの支えが健康的なものかどうかを確かめることができます。
子育て中の皆さまには意見を聞くことができる機関、場所がありますでしょうか。
自分の考えに同意してくれることを良しとせず、時にシビアなアドバイスにも耳を傾けることを心がけてみてくださいね。コロナ禍の今、学級懇談会は開催されているかどうかわかりませんが、機会がありましたらぜひ参加してみてください。
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Edu Support Office 代表 川上淳子
☞一般社団法人日本アンガ―マネジメント協会認定アンガーマネジメントコンサルタント
元国立大学法人宮城教育大学教育学部非常勤講師
元宮城県公立小学校教員
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