2020.09.10子育てポケットノート
子育てポケットノートVol.174~入学準備_自己肯定感~

こんにちは。
Edu Support Office 川上淳子です。
今日はブドウ畑、PexelsによるPixabay画像。
✲ ✲ ✲ ✲ ✲
聞いて考えている子
話すのが得意な子
私たちはぱぱっと話す子に目が行きがちです。そして、反応が乏しい子にマイナスの印象を持ちがち。お子さんをよく観察しながら、今、できないことでなく、できていることに目を向けてあげてくださいね。
かつての保護者の方に10年後、20年後と時間が経ってからお目にかかりますと子どもたちの様子を教えていただけて感激します。
「育ったら理系でした。」
「看護師として働いています。」
「役場で働いています。」
「障がいに負けずに就職して運転免許を取り、車を購入しました。」
小学校1年生で椅子にちょこんと座っていた子どもたちが立派に社会に巣立っています。
そんな先輩の姿から、入学準備として子どもたちが親御さんから認められている経験を重ねることが大事だなと感じています。
「自分は大丈夫」と子ども自身が感じていること、自己肯定感を抱いているからこそ入学後の大変さを乗り越えていくことができるのです。
今はちいさくてもかよわくても何の心配もありません。
それでは、自己肯定感を育むにはどうすればよいでしょうか。
子どもの目を見て話す。
子どもに話しかけられたらすぐに対応する。
子どもの言葉を繰り返すと「ぼくのこと、わかってくれているんだ」と理解してもらえる。
危険な状態でなければ取り組んでいることを見守る、一緒にやってみる、一緒に楽しんでみる。
「できたね」「いいね」「もう一度やってみようか」、前向きなことばかけをする。
命令しない、批判しない、皮肉を言わない。もちろん、暴言、暴行はNG。
いろいろな方法がありますので、まず一つから挑戦を始めてくださいね。
もう一つヒントを。
コロナ禍の中、保護者の皆さまのご苦労は計り知れません。
だからこそ、口角を5ミリ上げてみてください。口角が上がっていると脳は「いいことをしている」、「楽しいことをしている」と思うのだそうです。
子どもたちはパパやママの穏やかな表情に安心感を感じます。
お子さんが実りを迎えるまで時間がかかりますので、焦らずにじっくりと。
✲ ✲ ✲ ✲ ✲
一般社団法人日本アンガーマネジメント協会
アンガーマネジメントトレーニングプロフェッショナル
https://www.angermanagement.co.jp/facilitetor/2115
元国立大学法人宮城教育大学教育学部非常勤講師
元宮城県公立小学校教員
Edu Support Office
代表 川上淳子