2019.11.28働き方ポケットノート
新しい自分に出会いたいあなたへ~ポジティブワードで窓を開こう~
目次
新しい自分に出会う~窓を開けよう~
人生の中で戸惑い、辛くなるのは自分の価値が揺らぐ、低くなるときではないでしょうか。
自分にはもっと価値がある、自分の仕事はもっと評価されるべき。そう思えば思うほどイライラがつのります。
過去の自分を払拭し、新しい自分に出会いたいあなたへ、ポジティブワードで窓を開くことをお薦めします。
窓?なんのこと?どこにあるの?
いえいえ、この窓は実際にある窓のことではありません。心理学の用語。
1955年夏にアメリカにて催行された「グループ成長のためのラボラトリートレーニング」の席上で、サンフランシスコ州立大学の心理学者ジョセフ・ルフト(Joseph Luft)、ハリ・インガム(Harry Ingham)が発表した「対人関係における気づきのグラフモデル」を後に「ジョハリの窓」と呼ぶようになった。ジョハリ(Johan)は提案した2人の名前を組み合わせたもので、ジョハリという人物がいる訳ではない。(ウィキペディア「ジョハリの窓」より引用)
1.ジョハリの窓とは?
自分探しに悩んでいる人にぜひ知っていただきたい「ジョハリの窓」。
自分のことは自分で知っていると思っています。しかし、意外と自分のことを理解していないこともあります。
横軸は自分が知っている(左)/自分が知らない(右)
縦軸は他人が知っている(上)/他人が知らない(下)で線引きされています。それぞれ4つの窓の説明は、下記のとおり。
公開の窓:自分が知っている、他人も知っている自分。自己開示が進むと公開の窓は広がり、他からのフィードバックによってさらにこの窓は広がっていきます。
秘密の窓:自分は知っているが、他人が知らない自分。自己開示が進むと秘密の窓は小さくなっていきます。
盲点の窓:自分は知っていないが他人が知っている自分。他からのフィードバックでこの窓は小さくなっていく。
未知の窓:だれからもまだ知られていない自分。自己開示とフィードバックで今まで知られていなかった自分は小さくなっていきます。自分が気づかなかった自分に気づけるのは成長と言えます。
それでは、公開の窓を広げていく自己開示、フィードバックはどのようにすればよいのでしょうか。
2.自己開示とフィードバック
自己開示を漢字で書くと、大変で大掛かりなことをしなければと思いがちですが、自分が今、思っていること、気づいていることを話してみるということです。
自己開示とは「自分についてのきわめてプライベートな情報を相手にありのままに伝えることです。ここで重要なのは、嘘偽りなく伝えること。相手に対して特定の印象を持たせる自己提示とは異なり、ありのままに伝えることです。
たとえば、趣味の話、子どもの行事、好きな音楽など。
ごくごく簡単な情報をちょっとした時間に話すことで自分のことを知ってもらえるようになります。忙しい業務の中でも、着替えのとき、休憩のとき、昼食のときなどに言葉をかけていくことで、自分のことを知ってもらえるようになることでしょう。
もう一つ、フィードバック。こちらも言葉だけですと難しそうです。相手のことについて返していくことですので、丁寧に行っていくことが大事です。
3.ポジティブワードを見出す
いくつかの集まりで、グループの方に筆者の「第一印象」を教えていただいたことがありました。全く違う場所でしたのに、なぜか「天然」でした。。確かに当たっているのですが、ネガティブな言葉はいつまでも心に引っかかるものです。
そのような経験から、フィードバックの際には相手の様子をポジティブに捉え、言葉で表現していくとよいのではと考えています。
仕事上のフィードバックも正確に、そして、心をこめて行いたいものです。
敬意をもって相手を理解する力をつけていきましょう。
そうした気持ちを持ちながら、ポジティブワードを見出していきます。
明るい
元気
気が利く
次の展開を予想できる力がある
変化に気づける繊細さがある
計画が緻密
困っている人に優しい
ものおじしない
相手を観察し、言葉で伝えることは相手へのフィードバックそのものです。相手を大事にしていくと、さらによい人間関係が築けることでしょう。
そうしたものの見方は自分に対しても活かされていきます。卑下することなく、自分の強み、自分らしさに気づけるようになっていくことでしょう。
まとめ
新しい自分に出会いたいあなたへ自他ともにポジティブワードで窓を開くことをお薦めします。
自分のことを言葉にして相手に伝え、相手から返される自分の姿を受け入れることで、自分が知らない自分に出会うことができます。
「いいえ、私なんか、そんな立派な人間ではないです。」
謙遜せずに人からの評価は有難く受け止めていきましょう。自分が知らない自分を周囲の人はちゃんと見てくれています。
それと同時に、自分も相手のよさに気づいてフィードバックしていくと、プラスの循環が生まれてきますね。コミュニケーションも気負うことなくできるようになっていることでしょう。
朝日に輝く窓を開ける、そのような爽快感を感じられますように。
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