2019.06.03子育てポケットノート
子育てポケットノートVol.8~拙いことばを切り捨てない、待つ!~
こんにちは。
Edu Support Office 川上淳子です。
今日の子育てポケットノートは、「拙いことばを切り捨てない、待つ!」
ちょっとポケットに入るサイズの情報。
* * * * *
長男が年長組のとある早朝、長男の泣き叫ぶ声で目覚めました。この出来事がいつだったのか記録されていないので、私の記憶から書き起こします。
「ボクハ イチバンアカチャンヲ ダッコシタイ」
「ええ、一番赤ちゃんはあなたでしょ?」
「ん?赤ちゃんを抱っこしたいってどういうこと?」
「自分で自分を抱っこすること?」
寝ぼけた頭では何のことかわからず、長男は泣いて答えられず、なだめながら二度寝。
起きてからゆっくりと聞いてみると、「一番赤ちゃん」はおばあちゃんに初めて買ってもらったピンクの赤ちゃん人形のことでした。その人形を抱っこしたかったそう。
ここで疑問が。。
普段、その人形で遊んでおらず、「抱っこしたい」という思いがどのような状況で生じたのか、脈絡がありませんでした。
お子さんの考えとことばが一致しない、あるいは関連がわかりくく判断できないこと、ありませんか。
つい忙しいと、
「なに!全くなんのこと?わかるように言いなさい!」
「とんちんかんなことばっかり言って!」
と拙いことばを切り捨てがち。
ついでに、
「だれに似たんだか。」
と、たいていは自分ではなく、パートナー側に責任を押し付けてしまいがち。アンガーマネジメントから見ると、上手な怒り方ではありません。
そもそも今日のタイトル、「拙いことば」も親が勝手に思い込んでいること。大人でも自分の思いを表現することは難しいことです。
生まれて数年であれば、なおさらのこと。長男は限られたことばを何とか繋ぎ合わせて、やっと口に出していたのでした。
その場で問い詰めない。
本人がゆったりしたときに問いかける。
それでも、すぐに返事が返って来ないときには「ママに教えてね。待ってるね。」
このぐらいのスタンスがちょうどよいですね。
年長組の出席ノートには少しずつ自分の気持ちが言えるようになったと記録され、「ほっとした」の文字。それを見て、今、私も安堵しています。
……、なんて、わかったように書いていますが、この出来事は私のターニングポイントの一つ。子育てをしながら、歩きながら、走りながら気づかされ、今へと繋がっているのです。
拙いことばを切り捨てないで、待つ!トライしてみてくださいね!
ちょっとポケットに入るサイズの情報、
「子育てポケットノート」
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
Edu Support Office
代表 川上淳子
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