2019.05.24子育てポケットノート
子育てポケットノート Vol.2 ~子どもは寂しさを言えない~
こんにちは。
Edu Support Office 川上淳子です。
今日の子育てポケットノートは、「子どもは寂しさを言えない」。
子どもたちが自分の胸の内を言えたら、親御さんの苦労は軽減することでしょう。特に、就学前の子どもたちはことばに表すことが難しい時期、だからこそ、周囲の大人の接し方が重要ですね。
命令、諭す、意志を確認する問いかけをする、大人側のアプローチ次第で、結果は自ずと変わってきます。
このごろ、児童虐待や殺人事件など、自分の思いをうまく表現できずに引き起こされている事例が多くなり、心を痛めています。こうした大きな事件に至らないまでも、子育てを行う中で「子どもの気持ち」の扱いで親子関係、そして、協力を誓い合った夫婦関係までもがこじれてしまうこと、ありますね。(私も反省ばかりです。。)
ちょっとポケットに入るサイズの情報を。
* * * * *
あれは長女が3歳になる前のこと。
最期の入院をした母が1ヵ月以上生死の境をさまよい、連続4日間病院に泊り込んでいました。やっと5日目に自宅で就寝した、その真夜中。
視線を感じた方を見てみると、長女が布団の上に大きな瞳をらんらんと輝かせて仁王立ちしていました。ちょっと怖かったです。小さな長女を抱きしめて眠りましたが、その後、5日間続きました。
「ママノコト ズット ミテイタ」
暗い寝室の中でじっと立ち尽くして見ていた理由は、母親がまた、いなくなるのではないかという心配、寂しい、不安な気持ちを抱えていたからでした。そして、その行動で伝えたかったのは「ママ、病院に行かないで、寂しいから」。寂しくて寂しくて仕方なかったのです。
「子どもは寂しさを言えない」
ことばにできないからこそ、全身を使って寂しさをアピール。母親が気づくまで、暗がりの中、力を出し尽くして行動していたのでした。そのいたいけない姿を思い出すと、今でも切なさがこみ上げてきます。
こうした長女の言動から、子どものことばと女性の社会進出について示唆をもらいました。
小さなお子さんを抱えて、女性が社会へ進出するとき、「子どもは寂しさを言えない」ことを理解して、いつでも子どもたちをぎゅっと抱っこしてあげたら、ぎゅっと手を握ってあげられたら、ママも子どもたちも安心して活動できます。
「日本の経済の生産性を上げる」
途方もなく大きな事象が家庭での小さなハグから生まれたら、こんなにうれしいことがありません。女性が社会の歯車にならないように、新しい生命を生み出したように新しい価値を生み出すために働ける、そのような社会が実現することを願っています。
ママ、ぎゅうっと!
ちょっとポケットに入るサイズの情報、
「子育てポケットノート」。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
Edu Support Office
代表 川上淳子
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